出前館のクラウドキッチン

デリバリー大手の出前館が始めたクラウドキッチンが話題になっています。新規に店を構えるのには、今のご時世、リスクが高すぎます。この出前館のクラウドキッチンは、客席を持たないお店であり、テイクアウトも視野に入っていません。出前館のデリバリーサービスを利用することを前提に、このクラウドキッチンに出店をすれば、月々の利用料(=家賃)は18万円ほどと、かなり格安の料金設定ですから、新規参入は楽になります。

一方、出前館にしても、出来上がりを依頼店に取りに行くための時間が無くなるのと、出来上がり時間が見込めるので、デリバリーにかかる無駄なコストを削減できます。こうしたクラウドキッチンを備えた拠点を複数開設すれば、消費者にとっても早くできたての食事を提供して貰えるのと、数種類のオーダーで店が異なっても、うまくすればクラウドキッチン内ですべて賄えれることが可能となります。

この取り組みは、デリバリーサービスの新しい方向性を模索する中で、可能性を感じる企画であることは間違いありません。

ウーバーイーツと出前館とでは、雇用形態に大きな差があることも注目すべき点です。一時期多発したウーバーイーツの配達員が様々なトラブルを起こしましたが、配達員は実はウーバーイーツとの雇用関係はなく、あくまで自営です。そう平たく言えば、社員ではないんですね。
他方、出前館は、雇用されているんです。

これは、大変に大きな違いです。配送品質は、すべてウーバーイーツ側ではなく、配達員側の責任であるのに対し、出前館は最後は出前館のトップにまで影響する責任体制です。
燎原の火の如く広がっているコロナウィルスにも似て、フードデリバリーサービスも急激にサービスのカバー範囲を広げています。
やりがいを自分で見つけることしかできないのがウーバーイーツにであるのに対し、出前館は雇用関係での安定と引き換えに、そのノルマに対する取り組みを、自分で調整することができません。

どちらをより重用するか決めるのは、消費者であるあなたの選択如何によります。

"出前館のクラウドキッチン" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント