サフィールの造形美

横須賀線に山手線に投入されたのと同じ235系が走り出していますが、山手線で見慣れた塗色がスカ色に変わってしまったことで、かなり違和感を感じます。ただ、217系はだいぶ色の鮮度が落ちてきていましたから、235系のピカピカ度はかなりなものです。

それはともかく、並走して走る東海道線の特急が、475系リニューアル車に全面交換になりました。こちらも中央線時代は、かいじ(甲斐路)として独特のひし形マークをかたどった車両ごとに異なる色面構成で、ひときわ目を引いていただけに、東海道線ではサフィールの雰囲気を感じさせるおとなしい塗色になってしまったので、何か目立ちません。

車両のデザインに合った色というものは有るのでしょうが、新踊り子としてデビューしたサフィールは、その中でも出色の造形美を放っています。475系リニューアル車のお手本?になったその塗色は、先頭車両のデザインとのマッチングが素晴らしいのです。
速い特急というのではなく、雰囲気を持った特急と言えるのかもしれんせん。

というのも、特急と言う列車種別は、速さが基本にあるイメージがとても強いのですが、先日、線路支障が発生した関係で、列車全般の運行速度が下げられていた時に、たまたまサフィールが目の前を通過していきました。
おそらく、時速70Km にも満たない速度だったようですが、長い直線部分を優雅に駆けてゆく姿は、何故かしっとりとした佇まいを感じてしまうような雰囲気を醸し出していました。

列車デザインと塗色は、切っても切れない関係ですが、元のデザインの質がえぐすぎる場合は、これはどうしようもありません。
しかし、デザイン的には今一つしっくりこないものであっても、塗色の妙を発揮できれば、変身するさなぎの如く美人になります。

鉄道は編成美という言葉があるように、細長い物体としての美しさを問われる珍しい存在です。短い編成の元小田急のHiSE である富士急の富士山号などは、およそ美から遠い存在になってしまいました。
デザインというのは、面白いものです。

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