SF作家の夢で実現できていないもの

SF作家は実に様々な予測をしてきました。情報端末の機能が進みすぎて、人間が怠惰になって国だけでなく、主としての人間が滅びると予想したのは、今からおよそ50年前のドイツのSF作家集団でした。炭酸ガスの濃度が濃くなって、地球温暖化が進み、やがては地球上の氷が全部溶けてしまい海面が今から10数メートルも上昇した結果、海岸線の浸食によって、人間の住める面積が半分以下になってしまうとか、物騒な話は、それこそ各国から聞こえてきます。

その中で、二つだけ実現できていないものがあります。
それは、物質伝送と時間旅行です。
物質伝送で有名な映画、覚えていますか。そう、ハエ男ですね。物質伝送機の中に紛れ込んだハエと男が伝送される際に、一つになってしまうという話です。

時間旅行は、あのH.G. ウェルズが提唱したものですが、その不可解な時間の動きにパラドックス話がかぶさってくるものですから、次元の世界と同じように理解不能のものであるとのイメージが浸透してしまっています。
ブラックホールやホワイトホール、光を超えるスピードが存在しない筈が、宇宙の膨張率を計算していくと、最外縁での膨張速度がとんでもない数値になってしまうとか、宇宙船に人間がの手光の速度領域に近づいて移動すると、相対的に静止している領域との時間の進み方が異なるなんて話は、それこそあちらこちらの雑誌レベルにまで掲載されていますが、残念ながらその雑誌の解説がまさに怪説そのもので、読者を混乱させています。

もう一つ、宇宙線の起源を探ることで、いわゆるビッグバンからその直後の数ナノセコンド単位の大量の物質の生成に迫ろうとする物理学者の研究- 例えば、スーパーカミオカンデ -などの、あるいはシンクロトロンを使って、素粒子を探る研究などが、いずれは時間旅行への可能性を見せてくれるかもしれないとの期待を持たせるものですが、大変なお金を使っているにもかかわらず、謎を深堀しているだけの状況に陥てしまっています。

果たして、科学はSFを凌駕できるのでしょうか。

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