東京オリンピック

1964年の10月10日、前日の台風による荒天が一転し、正に秋晴れの下、東京オリンピックの開会式が挙行されました。
この10月10日が体育の日として、休日になったのは、この翌年の事です。

今のNHK朝ドラの主人公である古関裕而氏のオリンピック・マーチが、国立競技場で高らかに演奏されましたね。天才と呼ばれる人が作ったこの曲は、いまだ古びた感じを微塵も感じさせない勇壮な曲ですが、海外のマーチを比べると、その繊細な旋律にも驚かされます。

各国選手団の入場時の曲にも拘らず、端正でありながらドラマ性もある楽曲を作曲するのは、どんな頭の構造の人が作るんだろうと思ってしまいますが、さらに驚くエピソードとして、頭の中でだけ作曲を全部完了してしまうことが出来たと言われています。
複数の楽器が鳴らす音を、確実にイメージしてトレースができたのでしょうか。オーケストラの指揮者にも、音の展開や各パートごとの絡み合いを確実にイメージする能力が求められることは、容易に想像することはできますね。

この時、シームレスで演奏された曲も、あの有名な式典行進曲です。團 伊玖磨の作曲です。トランペットの爽やかな響きがとても印象的で、流麗なメロディーにチューバのリズミカルな低音が絡み合って、行進曲の王道を行く作りです。いまでも、音楽大学や自衛隊の演奏曲目に頻繁に取り上げられるほどの名曲ですが、実はこの曲名をずっと知りませんでした。

オリンピックが過ぎて、十数年の後に、或るラジオ局の行進曲特集を聞いているときに、曲名を知ったのです。今なら、ユーチューブで難なく見つけられる事柄でも、当時はいつもアンテナを張り巡らせて様々な情報を収集しようという強い気持ちを持ち続けないければ、たった一つの曲の名前さえ、容易にはゲットできなかったんですね。

それだけ便利になった世の中に、改めて時代の流れを感じた10月10日です。


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