限界突破

限界と言っても、様々なジャンルが有りますが、取り敢えずスキーをしている自分を考えてみましょう。
初心者にとっての雪というのはとても滑りやすものという知識だけが有って、実際にスキー板を履こうとすると、それだけでずるずると動いてしまい、その感覚に慣れていませんから、ほんの少しの動きだけで怖いと思ったらもう転倒すること間違いなしです。

少しスキーに慣れてくると、多少急になっても大丈夫ですが、それでもせいぜい7~8度の傾斜が限度です。ただし、雪質がすごく良くてフワフワだともう少し急でも大丈夫です。どんどん斜面に慣れていって15度くらいまではガンガン飛ばせるようになると、もう面白さが勝ってもっと急な斜面を目指すようになります。

斜度が30度を超すくらいになると、ちょっと腰が引けてしまう人が増えてきます。だいたい、これ以上になると「無理~~。」と言って逃げてしまう人と、果敢に挑戦する人に分かれます。

私の場合、この30度は結構な壁でしたが、ある日、ちょっとだけ急な部分はあるけれどすぐに中斜面になるから、と誘われて奥志賀のあるリフトに乗りました。リフトは最終地点が見えず、降り場の斜面の状況が見渡せません。そしていきなりという感じで、その降り場が見えてびっくり。
今まで経験したことのない急な斜面です。

内心「ゲッ、これは~。」と絶句もんですが、降り場は目の前に迫ってきます。とりあえず降りないわけにいきません。
降りたら降りたで、スキーの板を回すのもままならないほどの狭い空間しかありません。この時の私の足前は、パラレル一歩手前のいわゆるバラレルレベルです。ママヨッと突っ込んでみたら、案の定腰が引けて見事転倒っっっ!?しないんです。なんと斜面が急すぎてストックをチョンと雪面を突いてやりさえすれば、すぐ体勢を立て直せるんです。

この瞬間、斜面の恐怖が消えました。まさに自分にとっての最初の限界と思っていた斜度を克服した瞬間でした。下で待っていた仲間が、「やったね、42度。」え~~~っ、42度も有ったのか。しかし、そこから続く平均斜度30度の長~い斜面は、怖くもなんともなくなっていたのです。さっきまで、一緒にいた仲間で、42度のリフトを拒んだ連中の横を、自分では猛スピードと思える滑りで滑走していくときの爽快感は、格別のものが有りました。

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