LPレコードの復権

「かつて、日本中の家々にあったLPレコード、しかし、今やその姿を見かけることが少なくなりました。」と、つい数年前まではこの解説で皆が納得していたものですが、近年はどうも様相が変わってきたようです。

2010年のLPレコードの年間生産量は、日本レコード協会の資料によれば僅か10.5万枚とあります。この数字は最早、絶滅危惧種そのものでした。しかし、その後生産量は上向きに転じ、2013年以外は毎年前年比百パーセント以上の伸びを示しています。

2014年 40万枚 2015年 66万枚 2016年 79.9万枚 2017年 106万枚 2018年 111万枚
そして、昨年2019年は、約122万枚を記録しています。

それにつれて、昔名機の名をほしいままにした国産のレコードプレーヤーやターンテーブルも、好事家の手から一般の手元に戻ってきました。テクニクスブランドのSL-1200も復活しました。ヤマハもDENONもそしてSONYもレコードプレーヤーの新製品を、市場に投入し始めています。

なぜ、今アナログレコードが復活するのか。その理由を書けと言えばおそらく何10名でも原稿用紙を埋めてくれる評論家はいることでしょう。でも、本音を言えば、その真相を探り当てている方がいるかといえばそれはおそらく「ノー。」でしょう。

いわく、CDの枠に収まり切れない音がレコードには入っている、とか何とか言ってくるでしょうね。実はここに一つの有力な仮説が有るのです。それは、ノイズ。急速にダイナミックレンジが拡大してきた背景には、オーディオ機器全体のノイズ量の激減です。

以前のステレオ普及の頃は、音楽情報が流れていなくても、「シ~~~ッ」という音が聞こえていました。そのレベルがどんどんと低くなっていき、ついにはその音が一番消えなかったコンサート会場のPA機器までノイズがグンと減り、最近コンサートは無音時は本当に無音に近い感じにまでなっています。

これによって、音楽再生機器から発する情報は、純粋な音楽情報になったのです。(勿論、全然消えたわけではありませんケド………)
そのために、LPレコードの中の情報が、相対的に表に出てきたと言わけです。それに、CDの音は所詮ブツギリに過ぎないからというのが、通説です。さあ、皆さんはその違いを聞き分けられるでしょうか。そのためには、ン十万円の投資をして、オーディオ機器を買い揃える必要が有りますが………。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント