太っ腹なトヨタ

自動車業界の競争の熾烈さは、言わずもがなではありますが、ことネットに関しては、トヨタ系の情報サイトであるGAZOO.comの太っ腹な記事が目を引きます。「よくわかる自動車歴史館」という120話以上もある記事群は、読み応えが有ります。日本の自動車のエポックメイキングな話題を拾い集めて書かれた記事ばかりであり、トヨタ以外のメーカーや車両も記事一本を丸々その車種に割くといった取り上げ方をしており、最初読んだときは少しばかり驚きました。

日産・マツダ・ホンダなどの国内メーカーのみならず、ベンツ・ポルシェ・ルノー・BMW・アルファロメオ・テスラなどにも記事スペースを割いています。内容的にも、かなり公平な目で捉えているもので、読んでいてこんなにもメーカー系のサイトなのに、一歩引いたスタンスで冷静に分析できている記事は、なかなかお目にかかれるものではないと妙に感心しました。

特に最初に目にした、マツダが日本車で初めてル・マン24時間を制覇した時の、時系列的な表記には素晴らしいものが有ります。相当に時間をかけて推敲している筆者ではないかと拝察します。ホンダの開発したスーパースポーツカーであるNSXの記事は、NSXを褒め殺しにでもするかのような内容で、世界のスポーツカーの定義を変えたとまで言及しています。

実際、NSXが登場したころの日本は、バブル絶頂後期であり、日産スカイラインGT-R、ユーノス・ロードスター、トヨタ・セルシオが発売された1989年は、まさにその後光が輝きに輝いていた年であったはずです。元々は日産はトヨタより少し国内シェアでは下回るくらいの座を確保していました。しかし、巨大な労組による疲弊から販売も不振になり、現在では、トヨタははるかかなたとなり、ホンダにまで抜かれることが当たり前になってしまいました。

まさに、1強の時代になっている今、トヨタがこんな記事を自社関連のサイトに掲載するということをしても、王者の余裕を感じさせる道具となっています。栄枯盛衰、波乱万丈、言葉では何とでも言えますが、この業界の競争の激烈さが目の浮かびますね。

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