小田急とセブンイレブン

従来から、電鉄系の構内販売店は、その電鉄会社の子会社が運営に当たっています。
しかし、ここにきて異変が起きています。それは小田急の構内での出来事です。かなり大きな駅であっても、次々とOdakyu MartやOX Martが閉店してしまっているんです。

そして、驚いたことには、その店をしばらく放置した後、何やら改装工事が始まり、開店予告を見るとなんと「セブンイレブン」と書いてあるではないですか。前々から、JRのキヨスクやニューデイなどでは、人手の確保に苦労しているとニュースで見たことがあるくらいですから、最低賃金が上がるといった要因以外にも、様々な事業者を苦しめる要因があるようです。

ここに、スケールメリットを誇るセブンイレブンが参入するとなれば話は別です。流通においては、既に巨大な組織と確固とした地盤をバックに、悠然たる存在で日本のコンビニ業界を牽引している同社ですから、小田急の売店を改装して自店傘下に収めるくらい造作もないことでしょう。
むしろ、落ちる利益の配分で丁々発止となったことは想像に難くありません。

小田急にとっては、願ってもないパートナーの出現ではありますが、利益配分だけは、既得権益を譲渡するのか転貸するのかなどのさまざまな考えが、トップの頭の中をかけ巡ったに違いありません。
利用者から見れば、へぇ~、セブンイレブンが売店にねぇ?くらいの見方しかしてはいないと思いますが、流通業界的な視点で見れば、これはまさに大騒ぎする出来事です。

翻って他の私鉄を、見てみましょう。東急はどうなのでしょうか。路線距離はさほどの長いわけではありませんが、何せ大都会を沿線内にいくつも抱える商売上手な東急ですから、きっとうまくやっているのではないかと思ったら、ここはかなり以前からローソンと業務提携しているのですね。
店の名前は、ローソントックス→正式名は、LAWSON+toks(ローソンプラストークス)東急ステーションリテールサービスです。

toksは言うまでもなく東急の駅内販売店舗の呼び名でね。私は勝手にトックスと発音していましたが、トークスと発音するのが正しいようです。これの一号店は、長津田に平成18年にオープンしましたので、かなり歴史を積んでいることになります。
他の私鉄もご自分の目で確かめてみると、結構面白いと思いますよ。

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