東京ドーム

東京ドームが建設されたとき、屋根の構造が空気膜を主体にしてできていると聞かされて、だれしも風船を思い浮かべたと思います。
次に思い浮かぶのは、一回空気を入れたら、どのくらい膨らんだママにしておけるんだろう?でした。

答は、簡単。
「いつも送風機でドーム内の空気圧を周りより少し高く保っておく」でした。
だから、球場から外に出るとき、強い圧力で押されて、転びそうになる人がいるというわけなんですね。

では、いったいどのくらい空気圧に差をつけているのでしょうか。
答は、0.3%です。たったの!です。
其れなのにあの強風、ちょっと驚いてしまいますね。

では、いったいどんな設備で空気圧を上げているんでしょう。
それは、36台もの送風機によって、空気圧を高めにするように制御しています。
でも、常に全台数作動させているわけでなくて、通常の使用時は2台の送風機、入場/退場時のように、扉が頻繁に開く/開きっぱなしになる時は、10~18台稼働させるんだそうです。

で、これを調べるついでに、いろいろなドームの設計に携わった方の文献に接することが出来ました。
こういった建造物は、他との差をつけて目立たせる必要性から、1点ものになることが必然です。
建造物には、基礎構造から始まって、使用材質・使用量・建設期間・搬入/搬出経路と周辺騒音対策・工程管理など、複数の項目をすべて洗い出して統率された建設作業員と現場監督の下、施工されていくわけですが、東京ドームは建設時点で、この種工事では日本で最初のチャレンジであり、未知数も多かったはずです。

それ以外にも、大規模空間における空調や音響など、必要なる装置の規模の見積もりにも、多大な時間をかけていたことが、 文献には記されていました。
やはり、パイオニアになるには、それなりの牽引力を持った方でないと務まりませんね。

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