香水のモラル

冬になると香水のきつい匂いが気になりだします。
香水だから、本当は「香り」と書きたいのですが、「匂い」と言いたくなるほどドギツク振りかけているのではと思うほど、この季節には香りが匂いになってしまいます。

一つには、おしゃれをする一環としての香水もあるでしょう。
一つには、彼氏の気を惹こうとするというあからかな目的を持った香水もあるでしょう。
で、一番困るのが、ただ習慣で同じ香水だけをつける人たちなんです。

人間の感覚は最初は敏感でも、同じ刺激に対しては日々鈍麻していくという特質があります。
香水も当然、そのグループに入ります。
香水は一説によれば、大きく11のグループに分類されているそうです。

ただ、日本人の好みのせいか、冬場になるとオークモスと呼ばれる重たい匂いのオイルが、良く配合されています。オークモスは地衣類の一種で、平たく言えば苔なんです。
香りには、最初に漂うトップノートという軽いもの、次にじんわり香ってくるミドルノート、そしていつまでも付きまとう感じの粘着性の高いベースノートに分類されます。

その中でもオークモスは、もっともねっとりした濃い茶色の液体で、それ単体ではとても匂いを嗅ぎたくなるシロモノでないほどの強烈な悪臭に近い香りのオイルです。
それが数多有る香水の中に、かなりの率でベースノートに使われていますので、群衆の利用する電車の中では、一大悪臭大会が、毎日開催されていることになってしまっているのです。

JRさん、スマホのエチケット放送に加えて、冬場「香水のつけすぎにご注意ください。周りの方がさりげなく鼻を覆ったら、それはあなたの香水のせいかもしれません。」くらいの放送をしてもらいたいものです。
ただでさえ、フレグランスと言えば格好いいとする洗剤メーカーの仕上げ材香料競争のせいで匂いがキツイ電車の中なのに、香水まで………って感じでは、とても男性諸君は我慢できません。

間違えて、女性専用車両に足を踏み入れた瞬間、あまりの匂いのきつさに、あなたは昏倒してしまうかもしれませんよ。

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