国産ジェット旅客機MRJ

ホンダジェットは昨年アメリカで一番売れた小型ビジネスジェット機として、かなり有名になりましたね。
日本でも発売されるということで、どこかの大都市の交差点で、警官が交通整理をしていると、ホンダジェットがタキシングしてくるというあのコマーシャルです。
あの後、道路からテイクオフしてしまうのがまたアメリカナイズされた感じで良いですね!

対する三菱航空機のMRJは、以前日本航空の訓練所があったモーゼスレイクで、4機体制で型式証明取得に向けて数多くのテストを行っています。
今現在の進捗状況は50%程度で、もう2機追加して試験を続行すると発表されています。

5度に渡って納入スケジュールが延期されたため、今年イギリスのファーンボロで行われた航空ショーでは、デモフライトが行われたものの一機も受注も得ることが出来ませんでした。

ただ、最大のライバルであるブラジルのエンブラエルERJ190 E-2機と比較して、美しく静かな気体であることはアピールできたようです。

また、ここにきてにわかにクローズアップされてきたのが、「クローズ・スコープ」です。
これは、リージョナルジェット機を運航する会社が、業績を伸ばしてこの上のクラスの期待を運航し始めると、B737やA320クラス以上を運航する会社にパイロット不足の打撃を与えかねないことから、大手エアラインのパイロット組合は、リージョナル航空会社はある大きさ以上の機体はオペレートしないという契約を結んでいますが、その規制サイズが乗客76名まで重量39トンまでとなっているのです。

乗客の方はコンフィグレーションでどうにでも換えられますが、機体重量はおいそれとは代えられません。
MRJ90は、実は39.6トンで、ほんの600Kgほど重いんですね。
ただ並行して開発されているMRJ70は全く問題なくこの規制に適合できます。

エンブラエル社やボンバルディア社は、機材の大型化に走って、最新の機材を開発中ですが、この取り決めが足かせとなって開発速度が緩んできているそうです。
MRJに残された最後の砦かもしれません。
果たしてこの間隙を縫って、YS-11の二の舞にならずに世界に羽ばたけるか、要注目です。

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