マッハ3のロマン

SR-71、TSR2、XB-70これらの高性能機は、素晴らしい姿態をしています。
高機能な物は美しいと言われた最後の世代の航空機群です。
空気を切り裂き、空気に乗り、超音速の世界を突き進むいわば偶像的な存在でもあります。

早く高く遠くへ、飛行機を発明し開発している人たちは、常にもっともっとと夢を追い続けています。
そして、自分で開発することはできなくても、純粋に高性能の飛行機を好きな人種がいます。
決してプラモデルの世界では満足できません。

アメリカ・ロッキード社が送りだしたSR-71は、マッハ3の戦略偵察機です。
巨大な機体に燃料を満載して飛行する……正にロマンを感じる瞬間です。
しかし、このクラスの航空機には空力過熱という厄介な物理の法則が立ちはだかります。

自転車のタイヤに空気を入れた事が有る人は、そのポンプの部分に触れて、熱くなっている事を知っている人も多いでしょう。
それと同じ事が、高速で飛行する航空機の機首や翼の前縁で起きています。
マッハ3クラスともなると、その温度は300~700℃にも達します。

そのため熱膨張が発生します。この特性のために、SR-71はその生涯を通じて燃料漏れに常に付き纏われる運命を背負っていました。熱には強くても重いスチールは採用されず、硬度的には優れたしかしとても高価なチタンをふんだんに使用することで、熱から逃げていました。

そんな努力をしても、パイロットはまるで宇宙飛行士の様な装備で運用にあたっていました。
どんなに物好きな者でも、民間人には手が出せない代物でした。
でも、それから半世紀経ちました。
日本では、JAXAがまだどの国も商業的には成功していないSSTを開発しようとしており、基本となる超音速用のエンジンと、超音速機特有のソニックブームを低減できる機体形状の開発の目処が付いているよです。

日本人の手になるSSTで、世界の空を翔ける事を、期待しています。

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