山田孝男伝説-その28

前回の続きです。
瞑想中に突如介入してきた山田氏の真意は何だったのでしょうか。
前記事参照
http://15313573.at.webry.info/201708/article_21.html

理由は至極簡単なことでした。
そのまま続ければ、私が憑きものの女性から分離した霊体に乗っ取られかねないと危惧したからなのです。
危惧という表現は、寧ろ確信に近い感覚で有ったように思います。

実際に、この憑き物の数は、全部で8体に及びました。
そして、最初に登場したカメは、全部の霊体のいわば蓋に成っていたのです。
それを、私の働きかけによって、カメに見える霊体が動いてしまったことによって、今まで封じ込められていた残りの7体が、噴出してきたのです。

その状況を観察していた山田氏が介入して、私に襲いかかってくるはずの7体を、逆に封じ込めてしまったのですが、その手際が凄かったのです。
この宿坊にはその時20数名の滝行集団がいたわけです。
この集団は、私と憑き物女性が対峙する現場で、想念を最大に集中して注視していました。

山田氏はその想念エネルギーのベクトルを、女性から噴出する7体に束ねて向けたのです。
一人一人でもそれなりに精神が強靭な者たちの想念のエネルギーが、20人分束になってかかられてきては、流石の憑きものたちも、たじたじとならざるを得ません。

もちろん、その想念を束ねる力を発揮したのは、山田氏にほかならないわけで、フィールドをコントロールするという技は、まことに美しく見えました。
そして、氏が乗り出してきてからは、傍観者に徹した私の目の前で、想念のエネルギーの奔流が束に成って、憑き物女性になだれ込も様は、美しくもあり、また、悲しくもありました。
光の渦の中で、憑きものたちがのたうちながら次々に引きはがされて行くのです。
その間、およそ30分。

スペクタクルな時間は終わりました。
深遠な瞑想世界を垣間見た後、私を静かなショックが襲いました。
滝行の参加者たちは、現場に居合わせながら、何が起きたか理解していなかったのです。
自分たちの想念の力が利用されたことにすら気づいていなかったのです。
逆の見方をすれば、ありきたりの表現しかできませんが「山田孝男は凄かった」のですね。

その後の食事の席での会話では、評論家的発言の者はいても、的を射た発言をした者がだれ一人いなかったのが、実は滝行集団といえども、ただのイズムの世界に浸っていたいだけだったのではないかと、想像していますが、それが現実なのかもしれませんね。

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この記事へのコメント

ts
2017年08月24日 15:04
どの著書にも載っていないエピソードで驚きました。このシリーズ続編楽しみにしてます...

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