スマートフォンの明と暗

スマートフォンが、お年寄りの生きがいの一部になっていると銘打った
ルポを見ました。オンデマンドタイプのバスを、老人がスマートフォンで
予約する光景は、いままでのIT関連では見られなかった光景です。
安否確認には、絶大な威力を発揮するでしょう。

でも、「向こう三軒両隣」が消えて行ってしまった現代は、人間関係が
希薄になった感は否めません。特に、若者が新しいおもちゃとして捉え
ているスマートフォンは、この世に存在してほしくない物ベストワンです。

若者のスマートフォン利用は、いくつかのパターンがあるように思えます。
一つには、完全のめり込み型。
もうひとつは、醒めた目でモノを見る型
取り敢えず時流に乗る型
積極的にアプリを利用する型
アプリを開発する型
持っているだけ型

アプリケーションソフトウエアがアプリの正式名ですが、もう誰もがアプリ
で通じてしまうほど、短縮形が馴染んでしまいました。
スマートフォン自体が、スマホですからね!
このアプリ、お遊び系と実用系に大きく分かれます。
この中で、ゲーム絡みは頂けない。ところが、最大の需要がゲーム絡み
なんだそうで、以前にこのブログげ取り上げた「無気力社会」を作り出す
牽引車がスマホになりそうなのです。

こんな小さな機械が、物凄い可能性を持っていること自体は、そこまでの
機能を凝縮させることに成功した技術者の勝利であることは認めます。
しかし、広い意味でのアプリケーション、即ち、使いこなすための知恵とし
ての機能が備わっていないのが、最大の欠点です。

人権復権などと、どこかの政党が叫んでいても、絵空事にしか聞こえない
のは、あまりに他人から与えられることに慣れてしまった一般庶民の生活
様式に、根深い原因が有ります。

与えられた機能が限定的であれば、応用のしようが無いと、最初から諦め
ている人のなんと多いことか!そこには、創造性の「そ」の字もありはしませ
ん。誰かが作ったゲームに溺れるだけの人間には、この社会そのものに存
在する価値がないと敢えて言い切ります。

もっと、工夫しましょう。もっと、創造しましょう。もっと、激論を交わしましょう。
もっと、もっと、もっと…。
世間に埋没したままでは、天寿を全うしたなんて言えません。
「歴史に残る仕事」とは、あるゼネコンのキャッチコピーですが、けだし名言と
私は思います。

スマートフォンを利用するなら、創造性を持って活用してください。
そうでないあなたは、社会に迎合させられてしまった人間の形をした生き物
に堕してしまうことになることを、認識してください。

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