山田孝男伝説 その9

ヒトが人の形になっている?訳の分からない表現ですが、こんな
???と思えるような内容の話であっても、聞いているうちに納得
させられてしまう話術を、山田孝男氏は持っていました。それだけ
に、カリスマ的に思われることを、極度に嫌い自分を奉ろうとする者
達に対しては、いつ厳しく接していました。

しかし、それでも「俺は一番弟子だ。」と言い張る者が出てくるので
すから、リーダーになる人には、ある種の覚悟が必要です。
私のように、氏の講座が終了した後のアフターケアをするだけでも、
『先生』と呼ばれると、その呼び方は止めて欲しいと思ったものです。

さて、本題に入ります。
冒頭の「ヒトが人の・・・」話は、「形態形成場理論」を指した言葉です。
およそ、この世で形あるものは、すべて、一定の場=フィールドの力
に影響を受け、そのフィールドの鋳型に沿って、形が形成されていく
のだとするのが、氏の提唱する「形態形成場理論」です。

この力=フォースが存在するおかげで、人はナマズやクラゲにならず、
人の形になることが出来るのだそうです。
確かに考えてみれば、コアラの子供は、コアラの形になるし、クジラは
やはりクジラになります。

遺伝子と言う要素は、どの場面で働くのでしょうか。
生物で習った内容としては、ヒトの赤ちゃんは母親の子宮で育まれる
期間に、太古の生物から人への進化の過程を一通り変態してから、
生まれてくると言われました。

その時は「そんなもの」とも思わず、ただ純然と授業内容を受け入れて
いました。おそらく、大多数の人が何の批判もなくこの説明を受け入れ
ていた筈です。

もっとも、学校で習うことに、一々疑問を呈していたら、全然授業が進ま
ず、教師がヒステリーを起こしかねません。事実、かの発明王エジソン
は、1+1=2に対して疑問を持ち、先生にくいさがったために、学校を
やめる羽目になりました。

でも、大人になってからは、学校の授業と違い、すんなり他人の説明を
受け入れてばかりいると、それはいわゆるバカになってしまいます。
自分の意見を言い、議論を戦わせることで、人の人としての健全な営み
が行えるわけです。

このように、基本的に批判が最初に来る社会人に対しても、極めて平易
な話し言葉でありながら、気がつけば理論を受け入れている自分に気付
く、それが山田孝男と言う存在のなす業だったのです。

ウロ覚えでは、マネしようがないほど、普通の話し方なので、ついそのリ
ズムに乗せられてしまうのです。
その謎は、氏の持つフィールドの大きさに依ります。

例えば、チベットで電線の工事をしているときに、仲間が誤って電源を入
れてしまい、工事中の氏は感電してしまったそうです。
強烈な痙攣に襲われる中、「ああ、このままだと死ぬかもしれない。体が
熱くなってきた。」と思ったそうです。そして、「ああ、倒れれば電線から離
れられるな。」と思い、それで助かったそうなのですが、この話、普通の人
なら、臨場感たっぷりに身振り手振りを交えて熱弁を奮うところでしょうが、
極さりげなく大変だと思わさずに話してしまうのです。

ここいら辺が、常人とは異なる域ですね。

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