数字のマジック

現代人は肥満を気にしなければならない人が増えています。それとともに、サプリメントの摂取で、脂肪を減らせることを宣伝文句に謳い、健康食品メーカーは覇を競っています。

通常価格よりぐっとお安く提供しますと、アンケート形式の誘導サイトがあちこちにあります。
確かにお安いんですが、ここに数字のマジックが潜んでいることにお気づきですか。

ある水産加工メーカーのゼリータイプのサプリは、やはりアンケートに答えると、初回だけ安くなると書いてありますが、その書き方が巧妙なんです。小さい字で「60本8400円のところ、」次に大きな字で「初期限定送料無料で20本1000円」とあり、更に小さな字で、「1日当たり2本目安」と書いてあるのです。

人は複数の情報を一度に把握できないことがあります。この場合も8400円が1000円になると思わせることが目的で作られた宣伝文句ですから、同時に数量も60本から20本に減っているのですが、まず金額だけが頭に入ってしまい、数量のからくりに気が付かなくなります。
さらに1日2本も見逃しがちです。

結局通常価格なら、1日280円費用が掛かることになるのですが、そこには気が回らないようです。
こうした、誘導文句がちりばめられた華麗な文章に誘導されて、ついつい初回ならお得と購入する方が結構いるので、この手の商売が成り立つというわけです。しかも、字面を追いかけることのできる文字広告でさえこうなのですから、巧みなアナウンスで特典が次々に映し出されるテレビのコマーシャルなら、「おぉ~っ、安いなぁ。」思い込んでも不思議ではありません。

結局このサプリメントを愛用してしまうと、年間1万円の出費を背負いこむことになります。でも、こういった販売会社は、もう少し高いけれどもっと高い効能をうたった商品を持っていて、ある一定の期間購入し続けている客に対しては、高い商品を勧めていくのが常套手段です。

さあ、あなたはメーカーや販売店の目論見に、もろに引っかかっていませんか。

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