定点観測

定点観測といえば、海上のある一点で気象観測に従事する船が、その場所をじっと動かずにいて、観測することを指していました。理由は簡単です。地上でいかに緻密に気象観測しようとも、実際は海の方が広いわけで、その海のある一点、ある一点といくつも観測点を置かなければ、世界中の正しい気象観測が出来ません。

そういった必要に応じて、世界各国は「あなたの国はココとココ、そしてあなたの国はココとココ」というように、機材を出し合って気象観測に当たりました。
海の上の定点なので「定点観測船」と呼んでいました。

では、日本の担当はどこだったんでしょう。
日本が担当したのは、北緯29度、東経135度の地点で、 T 点と呼ばれた場所で、世界には18か所が決められていましたが、もう一か所,X点と呼ばれた場所を担当していたそうです。

でも、ここで考えてみましょう。
海の上にじっと留まっているということは、結構むづかしいのです。なぜなら、風に流されたり、海流に流されたりもします。さらに、季節ともなれば、けた違いのエネルギーを持つあれ、そう、台風も来襲します。

定点観測船はそんなに大きな船ではありません。せいぜい1,200トン弱の小型の艦船でしたから、海が時化るとその時は一度その場から逃げることもよく有りました。
あんなアナクロな方法は、今は取られていません。

1978年にこれら観測点の任を解かれたんです。
今は昔、あるとところに………。

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