懐かしのキリ番

キリ番 -もはや、この言葉を知らない人が多いんではないでしょうか。
文字通り 10000 200000 とか、12345とか11111って感じのキリの良い数字のことで、誰かのホームページを訪問すると、そのページの「このページに来ていただきまして有難うございます。あなたは、nnnnn番目の訪問者です。」と表示されたあれです。

個人が盛んにネットショップを立ち上げるブームが有りましたが、その時の集客するためのキーワードは、
「定期的にページを更新する。できれば、毎日更新」
「質問には、迅速に丁寧に対応する。」
「迷子になるようなサイトは作らない。」
「相互リンクをどんどん増やして……」
「工事中!」のページは、表示してはいけない。」
「キリ番ゲットで、商品(賞品)を差し上げます。」

これはいまでも通用するものもありますが、中に都市伝説が有りました。
それが「キリ番ゲット」だったのです。つまり、偶然に訪問したサイトでキリの良い番号に出くわしたら、それで賞品がもらえます。その代り、メールアドレスなどの個人情報を入力する必要があります。

こうして、地道に本当に地道に潜在顧客を増やしていけば、あなたのサイトは千客万来間違いなしです。
なんていう、当時は信仰に近いほどのものが、キリ番ゲットに期待していたんです。
でも、実際は顧客獲得に至らなかったという極めて当たり前の結果に終わってしまいました。

これは、当時創刊したてのネットショップ専門誌群の特集には必ず組まれた記事で、それを皆むさぼるように読んでは実践していたのです。実は、メディアの編集者も何も知らなかったのですが!

当時、ネットショップ仲間の間では、お互いに状況をメールでやり取りしていましたが、時を経るにつれて、キリ番ゲットへの信仰が揺らいでいくのが、どのサイトの運営者からも明確に伝わってきたものです。

個人の経験では、多摩地区で開業した電気関連のサイトで、いきなりキリ番をゲットして、iPodを貰ったことがあります。ただ、このときの対応が非常に遅く、結果、顧客にはなりませんでした。

まだ、ウインドウズ用のiTunesが無かった時代です。年代がばれますね。
(その翌年には、ウインドウズ用のiTunesがリリースされました。)

先日、自分のサービスを登録しているサイトに質問したところ、質問受付番号が6桁のゾロ目でした。
この番号を見た瞬間に思い出したキリ番ゲット、ということで若干懐古趣味的な記事でした。

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