JR西日本の新ビジネス

今日、テレビ東京WBSの特集で、JR西日本が始めた陸上での養殖が紹介されていました。
通常、魚の養殖と言えば、海に中に生簀(いけす)を作って、その中で育てるのが一般的です。
ところが、JR西日本では、海のそばの陸上に巨大な生簀を作り、育てるための海水は、海底の下から汲み上げています。

これのメリットはかなり大きくて、海底から汲み上げる海水より、海底に浸み込んだ海水を汲み上げた方が、海底の泥によって濾過されて、雑菌が非常に少なくなっているのだそうです。
また、餌にも衛生管理を行き届かせたものを用意することによって、この生簀で育つと、寄生虫やウイルスなどの発生が抑えられ、安全に生の状態でも供することが可能となったのです。

養殖されている種類は、サバとカキとサクラマスです。
まず、サバは大切に育てられている事から、「お嬢サバ」これは、鳥取県との共同です。
カキは、広島の企業との共同運営で、名付けて「オイスターぼんぼん」
これも同じく、「ぼんぼん(お坊ちゃま)のように大切に育てられたカキ」を意味しています。
さらには、富山県射水市との事業では、サクラマスを育てています。
どれも、「味が濃い」「活きが良い」と好評だそうです。

陸上での作業のため、時化(しけ)に影響されないことも、安定生産の大きな要因です。
安全の面で大きかったのは、カキです。
通常、ホテルではカキを生のまま出すことはご法度で、従業員の家族にも日常的に生では食べてはいけないとされているのが一般的だそうですが、JR系列のホテルの一部では、この「オイスターぼんぼん」なら生で出すことによって、他との差別化が図れます。
しかも、顧客からは好評だとの声も上がっています。

こうした一見、鉄道とは無関係の事業に取り組むことによって、地域に雇用が発生するなど活性化が望めます。
副次的に、鉄道利用も高まることも視野に入れている事業と言えますね。


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