ネット検索の落とし穴

インターネットがもたらした画期的なる利便性については文句なしに素晴らしさが先に立ちますが、諸手を挙げて称賛できない面もたくさんあります。その一つが、記事の書かれた時点がいつかが明確でない場合が多いことです。
国が決めた制度面での解説記事は、制度がいつから発効したものなのか、いつまで有効でその後の改訂が反映されているかなどは、自分の手で検証しないと思わぬトラブルに巻き込まれがちですので、十分な注意が必要です。

誤解を生む記事の一例として、「孫引き」の「省略化」が有ります。分かり易い例をあげましょう。
広辞苑という百科事典的要素も多分に含んでいる国語辞典が有ります。高いネームバリューを誇っていますね。しかし、ネームバリューが高いということが、逆に作用してしまうことが有るのです。

「情緒」という熟語が有ります。「ジョウショ」の読みが正しいのですが、いつの間にか「ジョウチョ」が正しいという意見がまかり通るようになってきました。言葉は時代とともに変わっていくものでもありますが、現在のところ、「ジョウショ」が正しい読みとするのが大方の意見のようです。

さて、「ジョウチョ」という使われ方が広まってきて、広辞苑で【「ジョウチョ」と誤って読まれることが有る。】と注釈をつけたところ、---広辞苑にも載っていた---と、中抜きで拾われてしまったのです。先述のように高い知名度を誇っている辞書に載っているとすれば………と早合点した人たちの口こみで、誤った使い方にも拘らず正しいとなってしまう誤謬が発生したのです。これなどは、ハロー効果が、間違った方向に働いた結果です。

これと同様のことが、ネット上では溢れかえっています。孫引きなどは最たるもので、出典が書いてないケースがほとんどです。、明らかにWikipediaの孫引きでサイトを作ってしまっているナントカバンクなんて言うのは、全くあてにならないのですが、ネット初心者には見分けが付きません。
ネット検索の落とし穴は、そこいらじゅうにあると言って過言ではありません。ネットのベテランの方々にお願いします。初心者に危険性を折りに触れ説くようにしてください。今の人たちは裏取りをせずに、記事のコピペに走ってしまうケースが断然多いのが実情なのです。

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