コミック 人物の輪郭の巧拙

この数年、漫画の世界では絵が多少稚拙ではあっても、ストーリーでヒットするパターンが増えています。
また、キャラクターとして認知されないレベルのおこちゃま風の登場人物でも、それなりに売れてしまっていますが、これはいったいどうした風潮なのでしょうか。出版社は、新人の発掘には熱心ですが、最初の作品が雑誌に載るまでは、厳しいダメ出しの嵐があったはずですが、それをするッと抜けてしまったような作品が、余りにも多く出回っています。(名前を出すと、語弊を招くので、自重していますが、ホンと叫びたいくらいです。もっとしっかりかけーと。)

第一に、誰が見てもこのキャラクターは、○○先生、これは△△先生とハッキリとしたキャラクターを持っていることが、漫画の世界では大事な要素だと思うのですが、どうもゲームの世界の動画という超消費先があるために、キャラを立てる余裕がないのかもしれません。
だから、電車の中の新しいゲームの広告を見ても、「おっ、このキャラはイイねっ!」と思えるようなものには、とんと出会っていません。

機械に絵を描かせてしまっているのでしょうかと思ってしまうほど、個性が感じられません。これは、漫画世界の崩壊の前兆なのかもしれません。
Aというキャラクターが座っているところから立ち上がるまでを3枚くらいの絵で済ませ、その中間を機械に描かせる手法が有ります。
オニオンスキンという名前を聞いたことがあるでしょう。

これなどは、元のキャラがしっかりしているので、機械に描かせても問題にするつもりは有りません。もうすでに認知されたキャラクターが有るのですから………。問題なのは、キャラクターの骨格まで、アニメーターの手を経ないで作られてしまう部分にあるのです。

ま、今は楽して稼いでいるかもしれませんが、そのうちに煮詰まってくると、今まで描いてきた作品群が、急に陳腐なものに化けてしまって、作者の感情を逆なでするなんてことが有るんだそうです。そうなったら、恐ろしいでしょうね。無機質の顔の無い人物に襲われているのと、何ら変わりないほどの恐怖を味わって、作品を描くことが出来なくなってしまう精神の病です。

そうならないように、漫画家を目指すなら、これが俺のキャラだとしっかりと叫ぶくらいのものを生み出してほしいと思います。

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