NHK アナザーストーリー

アナザーストーリーズ「華麗なるご成婚パレード 世紀の生中継・舞台裏の熱戦」 1959年4月10日に繰り広げられた平成天皇のご成婚パレードのテレビ局の中継をめぐる攻防を、当時の関係者から聞くというなかなか面白い企画の番組が放映されました。

当時のテレビ局は、NHKの予算が1000万円、TBSが800万円、日本テレビが550万円で、知恵を出し合って放送にこぎつけるまでの舞台裏を克明にトレースしていくという構成です。テレビの本放送が始まってまだ黎明期のこの時期に、8.8Kmにも及ぶご成婚パレードの一部始終を伝えるとなると、それこそ各局総力戦で挑んだのでしょう。

TBSがかなり先行していて、発表前のパレードコース図を入手するくだりは、人間味溢れるものでした。こんなにも放送の実態を赤裸々に明かした番組は、とても珍しいですね。興味が有ったのは、先行しているTSBが抑えていた神宮外苑の直線の道を、二週間前になって別のベストポジションが見つかったことで手放した時に、すかさずNHKが場所を獲得したのですが、カメラマンの発想は同じで、沿道に沿って撮影機材を移動させるレールを敷いて、並走する西部劇も真っ青の並走シーンを取ろうというのです。

結局NHKがこのレールの敷設にかけた費用は中継全予算の8割に当たる800万円だったということです。
ここにNHKのカメラマンのエースを投入したというのですから、既にカメラの腕前の差が放送局にとっての切り札的存在になっていたことが伝わってきました。当然ながら、TBSにも日テレにもエース的存在のカメラマンが登場してきました。

面白いもので、いつの時代でもどんなジャンルであっても、その方面に長けた方が出てくるのですね。しかも、今回のこの放送は、NHKが制作しているところが、またまた興味をそそります。

更に印象深かったのは、ご成婚パレードの前日は物凄い土砂降りであったものが、当日かカラッと快晴。
しかも、その雨でNHKの敷設したレールの軌道のベースの生木がたっぷりと水を吸ってくれたので、カメラ移動時の台車の揺れが少なくて済んだことです。これこそ、正に僥倖です。 この続きは、NHKのオンデマンドでご覧くださいって言ってしまいそうですが、地上波だけです、あしからず。

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