中島みゆきに見るアルバムタイトルの「妙」

オリジナルアルバムだけでも42枚リリースしている歌手-中島みゆきですが、その中に他人に提供した曲を、セルフカバーしたアルバムが3枚あります。この3枚がパッと言えたら、あなたはかなりのみゆき通です。
発表順に並べましょう。

おかえりなさい 1979年 あばよ 雨・・・ この空を飛べたら 等
御色なおし   1985年 すずめ 最愛 かもめはかもめ 等
回帰熱     1989年 黄砂に吹かれて 未完成 春なのに 等

どうですか、アルバムタイトルだけで、かなりなもんですよね。
最初は、えっ?と思いますが、セルフカバーアルバムと分かると、思わずニヤッとするネーミングではありませんか。 

更に鋭いと思ったのは、1996年3月にリリースされたベストアルバム「大吟醸」です。
日本酒の好きな方なら「大吟醸」の意味をご存知でしょう。酒米を削りに削って、元の大きさのおよそ50%以下くらいなるまで削る(=精米)のです。いわば、酒米のいいとこどり=エッセンスです。

もうお分かりですね、数ある自分の作品の中から、より抜いてさらにより抜いた作品群ですので、心行くまで堪能してくださいというメッセージが、このタイトルからはくみ取れます。まさに秀逸の究って、ちょっと誉め過ぎかもしれませんが、言葉を自在に操れるシンガーソングライターの面目躍如です。

歌はそのメロディーの良し悪しで、好き嫌いが分かれますが、プラスの要因としては、ジャケットのデザインが有ります。そして、アルバムタイトルの持つ力です。そして、昨年発売の「ここにいるよ」は、自身最後の全国ツアーと銘打った企画「結果オーライ」が、コロナ禍で中止せざるを得なかったことを受け、急遽制作されたアルバムだそうですが、これも私は………と存在をかすかに、しかし、しっかりと示す心にじっくりと留まるネーミングですね。

流石の存在は、やはり大したものです。あと20年ほどは現役でって………?

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