モーゼ計画

まず、モーゼって?と思う人 あの「海が割れるあの映画のシーン………」と言えば分かる人も多いのでは。
このモーゼの名を冠した大規模な建設計画が、ついに完成して稼働を開始しました。
いったいどんな建設計画なのでしょう。

それは、ベネチアを自ら守るモノなんです。ベネチアってあの水の都って言われているあれですよね。
そうです。ベネチアは実はラグーン(環礁)内の島々と、湿地帯や干潟に加えて埋め立てなどでできているんですね。東京湾の半分くらいの面積で、平均海抜高度は、何と1mと言うんですから、これは何か水位の上昇でもあったら大変という環境です。

そして、正に大変なことが起きる条件が元々あったんですね。それがシロッコと呼ばれる季節風なのです。
イタリアが接するアドリア海は、強い季節風が吹きつける土地です。そのため、海の水が海岸に吹き寄せられ高潮となります。
そこへ、海面潮位そのものが高くなり、一方、ベネチアの地下水くみ上げで地盤沈下が起き、相対的に地面が海面に対し沈んで行くことが重なり、近年、高潮による浸水騒ぎが毎年のように報道されるようになりました。
何しろ、あの有名なサンマルコ広場まで水浸しになっている映像は、少しばかりショッキングですね。

イタリア政府はベネチア事業連合(CVN)を、公共事業交通省の外郭組織として設立・事業は、アドリア海とラグーンを結ぶ3水路に鋼鉄製のフラップ・ゲート式可動堰を設置し、高潮時にラグーンへの海水侵入を防ぐ計画を立てました。
その事業計画の名前はイタリア語で、Il Modulo sperimentale elettromeccanico (イル・モドゥロ・スペリメンターレ・エレットロ・メカニコ)
この頭文字をとって、モーゼ計画となりました。
モーゼ計画は2003年に建設を開始し、8年間で完成する予定でしたが、実際に完成したのは、今年です。

まあ、賄賂だのなんだのと言われる国なので、完成が遅れるだろうことは誰しもが思っていましたが、9年も遅れるなんて!でもどこかの国にも同じような計画がどっさりありますけれどね。

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