鮮烈F-15

登場してからもうかなりになるのに、いまだ航空自衛隊の主力戦闘機として頑張っているF-15ですが、その登場時の鮮烈さは物凄いものでした。パワーに物を言わせたタイトターンは、その当時のどの航空機にも出来ない機動性を見せつけましたが、それ以上に猛烈だったのが、その推力重量比です。

余りにエンジンが強力だったので、あの入間基地の滑走路を半分ほど走ったところで、簡単にリフトオフすると、そのままぐんぐん上昇し、かつ、増速し続け、首が痛くなるほどの急角度で上昇中に、なんと、ドッカーン、そう、音速を超えたんです。
デモ飛行ですから、燃料は少なめで積んでいるのは分かっていますが、そんな芸当は当時は有り得ないものでした。

これは、航空自衛隊入間基地で開催された「航空宇宙ショー」の最後の日の出来事です。確か、1976年だったと記憶しています。
最新鋭機として、海兵隊の可変翼戦闘機であるF-14も参加していましたが、可変翼のデモに熱心なあまり、余りパワー感を感じませんでした。

後に記事で伝わってきたストリークイーグル(塗装を全部落として、いわゆる素っ裸状態)による、世界高度記録への挑戦では、有り余るパワーを有効に使うために、ただ上昇するのではなく、途中でインメルマンターンを行って、高度を稼ぐと記事には紹介されていました。
当時の私は、何故インメルマンターンしたほうが良いのか理解で行きませんでした。

当時、航空機による様々な記録は、ソビエト(現、ロシア)がかなりの部分を占めていましたので、速度記録や到達高度記録をアメリカが奪還せんとする意気込みに溢れていたころの話です。
実際、このストリークイーグルは、記録飛行には不要な機材を取り外して、1トン以上の軽量化を図るといういかにも記録に挑戦するんだという気迫が感じられます。

記録はと言えば、高度記録は3000m、6000m、9000m、12000m、15000m、20000m、25000mのどれも、ストリークイーグルが記録を塗り替えました。1975年1月16日から2月1日までの期間での挑戦は、成功裡に終了しました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント