航空機用水素エンジン 

つい先日、エアバス社がぶち上げた水素で飛ぶ飛行機は、なかなかインパクトの有る話題です。
水素は古くて新しい物質です。空気より軽く引火性が強いというのが、私たちの一般的なイメージです。それと言うのも、映画「ヒンデンブルグの悲劇」で、大型の飛行船が建設され、大航海を空の旅に代え、次々に航路を伸ばしていた矢先の火災事故で焼失という、なんともすさまじい映像を繰り返し見せられているからではないでしょうか。

このイメージが強すぎるがために、水素は危険な物質と思われているようですが、飛行船の場合は浮力を得るための手段としての水素であり、ガス状のまま使用することが前提でした。ですから引火性の面で、確かに怖い面は否定できません。しかし、水素利用の航空機の場合は、水素を燃焼させて推力を得るのですから、ジェットエンジンとほぼ同じ仕組みなわけです。

これからの開発技術やインフラ整備には相当なお金がかかることは間違いありません。ただ、少なくとも、その実証実験は、すでにアメリカで済んでいます。イギリスで開発され、アメリカで重宝された中型双発爆撃機が有りました。イングリッシュ・エレクトリック社(後のBAC社)のキャンベラです。
アメリカでは、今はロッキードと合併してしまったマーチン社が、この機体を高高度偵察機用に改造したことで有名な双発機です。

この機体のジェットエンジンの一基を、水素エンジンに改造して実際に飛行してデータを収集していました。
ここで採取された水素エンジンの性能に関しては、あまり問題はなかったようですが、燃料である水素を生産することと、世界中の空港に水素備蓄基地を作ることが壁となったため、しりすぼみに終わったようです。

ただ、今回は世界的な問題になっているCO2による温暖化対策の一環としての面が有り、目標としている2035年に実現するといことは明確ではないにしても、いずれは水素航空機の時代が来ることはかなり近いことは間違いないでしょう。
果たして、それは、何時!

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