ビジネスモデルの大転換

昔はコピー機と言えば、誰に聞いてもゼロックス一辺倒でしたね。翻って今はどうでしょう。
キャノン・エプソン・ヒューレットパッカード・ゼロックスで市場のほとんどを占めています。そこへ急速に台頭してきているのが、ブラザー工業です。

それ以外のブランドは、オリジナルで物を作っているものの、余りにシェアが小さいので、自社ブランドで販売してはいるものの、上記4社からOEMで購入しているケースが非常に多いのです。
この中で、インクジェットプリンターのコンシューマー商品は、プリンター本体価格は物凄く安く設定して、消耗品である補充インクで稼ぐ図式が永らく続いていました。

そこにサードパーティーが付け入るスキが生まれます。互換インクを称して、純正より3割ぐらい安く販売し始めると、あっという間にある程度のシェアを取ってしまいました。メーカーは対抗策を打って、互換インクを駆逐しようと躍起になりましたが、これという切り札はなかなか見つかりませんでした。

ところが、東南アジア方面から変革の風が吹いてきました。そう、互換インクでありながら、大容量タンクを装備すれば、ランニングコストは劇的に下がります。そうすると、プリンタでシェアを取り、補充インクで儲けるというメーカーのビジネスモデルは成り立たなくなってしまいます。

ここで、エプソンは考えました。最初から大容量タンクを標準装備したら、サードパーティーに空タンクがなかなか出回らなくなります。サードパーティ側では、わざわざ投資してまで空タンクを作ることはしませんから、インクから見た戦略的には成功です。ただ、その商品がどれだけ多くの販売を記録してくれるかが、次に控える問題となっています。

他方キャノンはどうかと言えば、より高価なレーザープリンタ用のトナー容器を、空になったら片っ端からメーカー自らが買い上げてしまい、サードパーティーで再生トナーを詰め込む容器そのものを市場から回収しまくっています。結果的に、再生トナーの市場はやせ細ってしまうということになります。

かなり、熾烈な世界の一端を覗いてみました。

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