IRC

IRCとは、international reply couponのことで、日本では「国際返信切手券」と言い、日本郵便で売り出しています。国内で、郵送物の一部を返送して貰いたいときに、返信用封筒に料金分の切手を貼りますが、この切手に相当するものです。
海外から日本に郵送する時に、現地で切手を購入する手間を省くために、このIRCなら1枚でどこの国からも航空便の封書料金として扱って貰えます。勿論既定の重量を超えたら、それなりの料金は必要になりますが。

このIRCがいきなり売れ出した時期が有ります。それは、BCLブームの時でした。
Broadcasting Listener =放送聴取者 と訳していますが、要は海外放送を聞いて、その感想と受信状態をその放送局に送ると、「あなたの聞いた放送は私たちの放送であることを証明します。」的な文面が書かれた綺麗なカードが送られてきます。
これを、通称ベリカードと言い、正式には受信確認証(= verification card)と呼びます。

このベリカード集めが過熱しすぎて、日本で聞き取りやすい放送局では、その返信の費用が掛かりすぎるという問題が発生しました。
その対策として、SASE(=Self Addressed Stamped Envelope)を要求することにした局が増えた時期が有ります。
文字通り、「自分の住所と切手を貼った封筒」という意味です。この手紙の中に、料金分以上のIRCを入れるのがマナーだったのです。
だいたい、三枚ぐらい封入するのが常識でしたね。(当時は1枚90円、現在は1枚130円です)

というのも、お便りが来ればそれに対する返信は、それなりに心のこもったものも同封したいというのが人情です。それはどこの国の放送局であっても同じなようで、新聞記事の切り抜きなどがベリカードと一緒に入ってきます。熱がこもった分だけ郵送物が重くなります。それをIRCを多めに入れることで、負担を軽くしようというのが、次第にマナー化していったですね。

一時期は、海外から日本語放送は20局を超えましたが、インターネットの普及や国内情勢が不穏などと言った理由で、激減していきました。
今でも残っているのは、インドネシア系・中南米系・キリスト教系がほとんどです。

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