硝酸アンモニウム 大爆発

過去に、きのこ雲が生じる爆発の瞬間ていうのは、原爆や水爆の動画でしか見た記憶が有りません。しかし今度のレバノン・ベイルート港湾倉庫での硝酸アンモニウムの大爆発には、しっかりときのこ雲が写っていました。
それほどの衝撃波であったことを如実に、そして、克明に画像は捉えていました。

グーグルアースの爆発前と爆発後の写真比較を見るまでもなく、その破壊力の凄まじさはまさに目を瞠るの表現がぴったりです。
爆発によってできたクレーターの深さは43mだと言いますから、ちょっとした丘ほどの高さが削り取られたことになります。

ガス爆発、炭塵爆発、粉塵爆発など、爆発にもいろいろ種類が有りますが、今回の物質は爆弾の原料にもなる物質ですから、その威力には定評が有ります。また、この物質は別名「硝安」と言って、農業で一般的に使われている肥料でもあります。「安」はアンモニウムからきており、塩安(=塩化アンモニウム)硫安(=硫酸アンモニウム)と並んで、手軽な肥料として広く使われてもいます。
要は、窒素を含む物質であることがキーですね。

植物の三大肥料と言えば、窒素・リン酸・カリであると習ったことを覚えているでしょう。
でも、その時に硝安が爆弾の原料になるなんて教わった記憶はないはずです。(変わったことを話す先生なら別ですよ!)
高校の化学部に危ない奴がいて、これを使ってコロジオン幕を作ってしまったんです。これは、緩い爆発を引き起こすのですが、季節は冬、石炭ストーブの天板の上で燃やす実験をしたところ、猛烈な灰色の煙が多量に発生し、教室の視界が全く効かない程でした。
いまなら、即、退学ものでしょうが、当時は学校側の管理の甘さもあったので、結局うやむやに終わったそうです。

今回の事故が示すのは、この高校でのエピソードより、もっと深刻ではありますが、別の意味でもとても怖いと思いませんか。
今のコロナウィルスの大感染は、意図的なものとする半面、今回のようなずさんな管理体制のために起きたとも考えられています。
小さなことから起きる大きな事故。

この例で挙げた高校生の悪さが、人間の本質の一端を示しているとすれば、今回のレバノンでの出来事は、もしかすると人為的な大爆発だったのかもしれません。

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