ボーイング737MAX飛行再開

あの世論を賑わしたボーイング737MAXの生産が再開されたとのニュースは、5月末の事でしたが、ここで違和感を感じた人は多いはず。なぜなら、FAAによって飛行停止命令が出された後、MACSと呼ばれる事故の原因となったシステムの改良が、安全であるとのお墨付きが出る前の生産再開だからです。

今や、ボーイングフィールドには、400機に及ぶ737MAXが留め置かれたままになっています。この状態での生産再開はなぜなのでしょうか。実際のところ、5月末での受注残は4200機余りあり、これらの中でどの程度キャンセルが入っているかは広報されていませんが、今回の飛行停止の原因はMACSと呼ばれる飛行援助システムのソフトウェアに起因するものなので、ハードには特に問題は無いと報じられています。

そして、なんとFAAによる飛行試験の再開は、6月29日から始まりました。しかも、現在のところの見通しでは、早くても飛行停止が解けるのは、10月になりそうだとのこと。どういった見積もりの下で、生産を再開したのかは不明ですが、かりに首尾よく飛行試験に合格して、FAAから再度のお墨付きが出れば、これだけのバックオーダーを消化するためには、かなりの生産量を確保する必要が有ります。

ところが、コロナ禍で世界の航空需要が激減してしまった現在、本来ボーイングを突き放す大チャンスであったエアバスそのものの受注が、この5月は「0」という信じられない数字でした。

さあ、これからの数か月で、どの程度の航空需要は見込めるのか、各航空会社の運行管理者は頭が痛い日々が続くでしょうね。
ただ、飛行試験再開のニュースそのものは、最近にない明るい話題ですので、今回取り上げた次第です。

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