精神の「ゲシュタルト崩壊」

「ゲシュタルト崩壊」
この単語は、なんとなく言葉の響きだけで、近寄りがたい雰囲気を持っています。複雑で同じような図形を見続けていると、次第に判別能力が落ち来てしまいます。極端な例では、自分の親の顔をじっと見続けているだけで、あれっ。うちの親父ってこんな顔だったったっけと、顔の造作そのものに確信が持てなくなります。

また、ず~~~っと同じようなリズムの曲を聴き続けていると、感覚がマヒしてきて、あれっなんでこんな曲聞いてたんだっけ?という疑問を持ってしまうことが有ります。
このように、同じ刺激の環境に身を置くと、その連続した同系統の刺激に体がマヒしてしまう現象を、ゲシュタルト崩壊と言います。

しかし、ここに「精神の」と付けると、精神的にバランスを欠いている状態を指すことになります。ゲシュタルト心理学では、個の精神をいったんバラバラにしてから人格を再構築していくことにより、精神的に悩んでいる人たちを救う手法が存在します。
この最初の部分では、徹底的に被験者の精神を打ち砕くような言葉を浴びせかけ、精神的なバランスを崩してしまいます。
そうしておいてから、個の持つ特性を再構築していき、その過程で精神的な歪みとなった部分を取り除きながら、再構築の作業を進めていきます。

このように、簡単に説明するだけでも、「難しそうだなぁ。」と思うでしょう。
そして、世の中には、この前半部分だけ、すなわち、自我の崩壊だけを楽しんで行っているネガティブな集団が存在します。
そんな集団の被害に遭った中年の女性が、助けを求めてきたことが有ります。

この当時、私はセルフコントロールの講座を毎月開催していたものですから、人づてに講座の存在を知ったこの女性の友人から、自我が崩されて半狂乱に陥っている人がいるのだが何とかならないという問い合わせが有りました。

この時は、私は「人助け」に燃えていましたので、お会いすることにしました。内容的に非常に興味深いものがあるものの、余りにプライベートな情報を提示しないと理解していただけない部分が有りますので、敢えて割愛しますが、結果的に3回ほど講座に参加して頂いて、元の状態に復することが出来ました。ところが、この結果を良く思わない自我の崩壊をさせた集団が、ネガティブな動きを彼女に与え始めてしまったのです。

困った集団ですね。しかし、強い精神的なバリアを張ることなく、この事態を乗り切る方法を彼女には特別に授けたところ、ほどなく攻撃してもまったく効果が出ないことに業を煮やし、この集団はよりアクティブになったかといえばそうはならず、中心となって集団を引っ張ってきたリーダー的存在の信用が失墜し、あえなくバラバラになったというおまけまでつきました。

この伝家の宝刀ともいうべき「乗り切る方法」は、その後数多くの方を救う有力なツールとなりました。

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