イージス・アショアついに…

先日計画の「停止」が伝えられた「イージス・アショア」建設計画。この全く未完成な代物を、アメリカは日本に売り付けたわけですが、コロナ禍による大幅な支出のアップで、それどころではなくなったというのが、本音でしょう。
実際のところ、F-2戦闘機の後継機開発でも、アメリカの横やりが入って日本の単独開発は無くなってしまいました。

独裁政治を押し付けるタイプのリーダーがのさばっている国との付き合いは大変です。軍事開発は金がかかると相場が決まっていますが、それでもアメリカの軍用機開発などを見ると、最初の予算額って一体何だったのよとつい突っ込みを入れたくなるほどの膨張ぶりを、毎回繰り返しています。

その最たる企業が、ロッキードです。つまりザルで計算しているので、水漏れが凄すぎて、例えば最初に配備する新型攻撃機を1500機受注するとします。攻撃機ですから、機体に敏捷性が求められます。1秒間に720度回転できなければならないという要求を見たことが有りますが、つまり、たったの1秒の間に機体が進行方向を軸にして、2回クルリと回れなければならないのです。

ところが実機の開発中にコンピューターシミュレーションで、600度ぐらいしか回れないことが判明すると、胴体と翼に付け根にスリットを設けてとか、座席下あたりに小さなフィンを増設するとかの対策を施します。これだけで、最初の予算額が15%程度上昇してしまいました。次にこの改造のために、スティルスが弱まったので、これを補うための表面加工と塗装の変更が行われます。するとここで、更に10%コストアップと、次々に機体価格は上昇してきます。

そうすると当初の発注数1500機は予算上無理で、1200機程度に押さえられてしまいます。すると、今度は1機当たりの価格に跳ね返ってきますので、元々高価な機体がさらに高くなってしまうという悪循環を繰り返します。

こういったプロセスを平気で要求し続けるのが軍需メーカーの常套手段です。まして、イージス・アショアのように、元々生産数が多くを見込めないものに対しては、コストアップはダイレクトに跳ね返ってきます。新規開発の費用まで含んだ未開発の装備を購入する義理はどこにもありません。現政権は、辛うじてそこを回避したことになりますが、この調査のための費用だけでも、福祉予算に匹敵するほどの支出が見込まれていたようですから、まったくもって何おかいわんやですね。

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