バウンダリー・イフェクト・マイク

皆さんはこの名前を知らなくても、このマイクを目にしている機会は取っても多いはずです。と言われてもピンとこないでしょうね。
このマイクは、メインのマイクに何か不都合が起きた時に、バックアップ的に使うマイクなんです。「どこにそんなマイク有るの?」という質問が飛んできそうです。座談会形式の番組収録の時に、机の上に置いてある平べったい黒いコードが付いているあれです。

バウンダリー・イフェクト・マイク (バウンダリー・マイク)は、いわゆるがんマイクのような存在感を示さず、自然な録音を目指すのに必要な特性を備えています。まずはほとんどの機種が全指向性と言って、方向に関係なく同じ音圧で音を拾える特性を持っています。ですから、通常拾う音に加えて、全体の雰囲気をプラスしたいときなどに、このマイクからの信号をミックスするのです。

また、ガンマイクは文字通り一定の音源のみを狙い撃ちにして、鮮明な収音をする目的のマイクですから、ひとたび何かの都合で収音できなくなると全くそのマイクを使用している音源の音を収音できなくなります。 もっとも端的な例では、会議を行っているときに、一人の発言だけ生声のみになって、放送するレベルの音圧が稼げなくなります。

こういった事態に備えて、バウンダリ-マイクを一定間隔で備えておけば、ミキサーでその対象者の一番近くのバウンダリーマイクからの音をブーストしてあげれば、若干の室内反響音(いわゆるコモリ音)を伴ってはしまいますが、会話の内容は確実に拾えますので、放送などの現場での事故を最小限に食い止めることが出来ます。

最近のマイクは高性能でかつ頑丈ではあるので、こういったことは大変に少なくなってはいますが、やはり備えあれば憂いなしのことわざ通り、いったん事故が起きてもリカバリーが出来ることは大変なアドバンテージと言えます。
ワイヤレスマイクが重宝されていますが、電池切れの心配や赤外線方式の場合なら、発光部を話者が無意識に手で塞いでしまうことは、よくおきることです。

そのため、赤外線御発光部分を二か所にするなどの対策を行っていますが、それでも、マイク本体を持つ人の上背が低いと、マイク先端の発光部分は机の下に隠れ、もう一か所の発光部分を手で覆ってしまうということも有ります。
そういった事態でも、バウンダリーマイクというバックアップシステムが有れば、「アンシン」というわけです。
多人数の会議を開く方は、この記事を覚えておいて損は有りませんゾ。

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