飛行機が1円

固定資産は、使っていけばどんどん老朽化していきます。飛行機もその例外ではありません。
この飛行機は、いったい何年くらいの耐用年数が設定されているかと言えば、10年です。
耐用年数とは、減価償却資産が利用に耐える年数をいう。

減価償却資産とは、一つの物体として完結する機能を持つ製品を指します。1ユニット当たり10万以上のものは、長期にわたり反復使用に耐えますが、高価なものを買い替えることは費用が一時的に発生してしまいますので、会社の利益が凸凹になってしまいます。これを防ぐために、機械がこれだけの性能を保っていられる期間を設定し、その期間内で費用を均等に発生させていけば、利益に与えるインパクトを平均化できます。
この期間のことを耐用年数というのです。

でも、実際に古い飛行機は結構飛んでいます。つまり、税法上の耐用年数と、実際の耐用年数は異なります。実に40年も定期航空に使われている機体もあります。でも、耐用年数は10年ですから、10年を経過した瞬間のその機体の帳簿上の価値は、1円となります。これは、どんな商用機体であっても10年たてば1円です。

ということは、11年目からは機体そのものの償却費用は発生しませんから、利益を生み続けることになるので、機体のメンテナンス費用を考えても、生産性の高いものとなります。

中古になった物件なら、償却の仕方によっては、もっと早く1円にする方法もありますが、解説が長くつまらなくなりそうなので、ここでは割愛します。どちらにしても、あの巨大で大きな存在感を示す飛行機が、1円というのは少し驚きですね。

コンピューターのように製品性能の世代交代が激しいものは、10年もたったら使い物になりません。いえ、どちらかといえば、3年くらいでも陳腐化が感じられるのがコンピューターですが、耐用年数は5年です。このように性能と機能と価値のバランスを、製品そのものをじっくりと見ていけばかなり面白いことが分かります。暇つぶしのネタとして、研究してみてください。

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