桜と雨

桜が一番きれいに見える光線の具合って、どんな天気の時だと思いますか。真っ青な空に、薄ピンク色の花びらという写真は、それこそごまんとありますが………。感性というものが、人の美意識を左右することは、どなたも承知の事ではありますが、意外な時間帯が桜を綺麗に魅せるということを、10年ほど前に発見しました。

それは、SUVでかなり急なワインディングロードを駆け下っている時に見た風景でした。時間が午後5時ぐらいです。山道ということは、平地より日の暮れるのが早いですね。夕闇が迫ってくるまでのわずかな残照を楽しむ時間帯、実はこれが桜を妖しく演出する時間帯だったのです。

勿論、写真にとってもさほどの発色は望めません。ところが、人間の目は記憶した色にいくらか補正してしまう力が有ります。もう一つ、暗くなると、瞳孔を開いてより多くの光を取り込もうとする能力が前面に出てきます。

この二つの相乗作用で、かなり暗い景色であっても、弱いコントラストを逆に楽しむことが出来るのです。そのために、「妖しい美しさ」をわざわざ見るために、薄暮時一歩手前の時間帯は、私にとって一日の桜の見納めの時間帯でもあるのです。

で、これは、桜に限らないことも経験済みです。ひまわり畑やタンポポ、蓮華で埋め尽くされた田んぼ、芝桜の大群落、忘れてならないのがラベンダーの大群落なども、極めて短い時間ながら、同じようなミステリーカラーともいうべき紫色の世界を演出してくれます。

今日も雨の降る最中に、大田区の産業道路から少し入った荻中公園のそばを歩いていたのですが、ころあいの良い時間帯に巡り合ったので、いまがまさに満開の桜が、少しずつ花びらを散らす風情漂う時間に遭遇しました。

ここで、皆さんにお知らせします。JR中央線高尾駅北口から少し北に行った国が管理する林業試験場が有ります。ここには、日本各地の桜が集められています。入場方法が少しずつ変わっていたりするので、必ずホームページで確認してから訪れてみてください。きっと、満足していただけます。、

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