COVID-19とアンドロメダ病原体

「アンドロメダ病原体」小説の題名です。お聞きになったことが有るでしょうか。と、聞くこと自体少し無理がある1969年の出版本です。日本では、早川文庫から1976年に浅倉久志の翻訳で出版されています。

この物語は宇宙から回収した病原体が、ある村落全体を死滅させてしまうところから始まります。しかし奇跡的にも二人の生存者が見つかりました。一人はアル中の老人でもう一人は生後二か月の乳児、全く健康状態が異なる二人がなぜ感染から逃れたかの追及が始まります。

そして、もし手の施しようが無いとなれば、村そのものを核爆発で吹っ飛ばしてしまおうという、荒っぽいシナリオです。作家の名前は、マイクル・クライトン(米)、いわゆるテクノ小説の嚆矢と言われている作品を著したので、有名になりました。

この物語の白眉は、最終章の大どんでん返しの部分です。詳細は書けませんが、キーワードは「変容」です。病原体に起きた変容のために、全く意外な方向に話は進んで行きます。今読んでも、きっとハラハラドキドキの具合は変わらないはずです。古本屋で見つけたら迷わずお買い求めになっても損はしません。

そして、新型コロナウィルスCOVIT-19です。このウィルスの引き起こす症状は、高齢者や基礎疾患を持っている人には情け容赦なく死に至らしめますが、若い人達や子供は、感染しても対して重症化せずに回復していくのが特徴のようです。

しかし、阪神の選手3人が嗅覚異常や味覚異常を訴えて、その原因はこのウィルスに感染したせいだということが判明しました。アメリカでもこの異常が報告されていたようですが、日本ではそういった報道は有りませんでした。

このウイルス自体が、感染した個体によって変容を繰り返す特性を持っているとすると、事態は誠に厄介なことになります。アンドロメダ病原体を思い出したのは、そのような「変容」が頭をよぎったからです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント