自衛隊機の飛行高度が…

厚木基地所属の海上自衛隊機の飛行高度が、とんでもなく低い時が有ります。特に顕著なのが、低騒音が売り物のP-1です。これは誠によろしくない現象です。なし崩し的に低高度飛行を継続でもされたら、たまったものではありません。

如何に低速度域での安定性を高めたからと言って、低高度を安全に飛行できる保証はどこにもありません。低高度になればなるほど、複雑な地形に沿って吹く風の存在が、俄然クローズアップされます。マイクロバーストによる強烈なダウンウオッシュを受けたなら、低速度域での安全性などは簡単に吹き飛ばされてしまいます。航空機は、やはり高速で移動している時の方が、機体を安定させる保持力は大変高いですから、………。

まして、厚木基地所属と言っても、場周飛行だけで済む訳もなく、相模原市・座間市・町田市・大和市などの上空を飛行するルートにそって、(時にコースを逸脱して)低高度における飛行訓練を行っているのでしょう。

これら市街地と隣接する地区の地形には、低いながらも山地が存在しますので、予期せぬ上昇気流・下降気流・突風に遭遇する恐れは常に付きまといます。こうしたリスクを回避する方法は、いまのところ何もないのです。

現在の飛行機が、飛行の原理を変えない限り墜落の危険性は消えません。今の飛行の原理をおさらいすれば、エンジンの力でプロペラを回して巨大な扇風機よろしく、機体を押しやり、その時に稼いだ前進速度によって、翼に風が当たり、翼の厚みによってベルヌーイの定理によって、飛行機全体が上に引き上げられます。これが浮力です。

ですから、プロペラ機にしてもジェット機にしても、エンジンが止まってしまえば、前進速度を失い、それによって浮力が無くなり墜落となるのです。この原理はライト兄弟がキティー・ホークの丘ではじめて飛行機を飛ばして以来、何も変わっていないのですね。

だからこそ、低高度低速度で飛ぶ「ロイター」という哨戒機の性能は、その速度領域で最大の能力を発揮できるようにセットしてあるのです。でも、高速で飛行している時の安定性とはくらぶべくもないことは、航空関係者なら常識なのです。それをあえて市街地上空で実行することの愚を自衛隊も米軍も頬被りしているのです。飛行ルートにあたる方は、やはり引っ越した方が安全ですよ。

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