時間調整

新型コロナウィルスCOVID-19蔓延による時差通勤やテレワーク・各種行事の自粛取りやめによって、いま通勤電車ではかつて見られなかった現象が起きています。

元々、学生が春休みに入り、座席にありつける率が上がるこの季節ではありますが、ここ数日、信号機故障とか人身事故などのトラブルが無いのに、「この電車、この駅で時間調整のため1分停車します。」これって何?

通勤電車はもともと非常に混雑することが前提でダイヤが組まれています。この「混雑することが前提」とは、乗降に時間がかかることを見越して停車時分を設定していることを指します。他方、電車は「○○駅から△△駅までを、最速20分で結びます。」のように、速達性が大きな売りになります。

となると、ネックとなるのが、停車駅での停車時分の長さです。利用客の利便性を考えれば、あまりに短い停車時間は、結果的に混雑時遅延の大きな原因となります。そこで、各駅の駅長は自分の駅の停車時分を長めにしてほしいと言って、その長さをせめぎ合うのです。

そういった努力の積み重ねで、乗降客数と停車時分が決められていきますが、ここにきて利用者数のピークがぐっと下がってきたために、乗降に必要な時間が短くて済むようになりました。この結果、列車運行に余裕が生まれてきてしまい、停車時間を伸ばして時分調整をしないと、列車ダイヤ通りの運行が出来なくなってしまったのでしょう。

これを裏から見れば、通勤電車は随分と厳しい状況で運行しているのだなと思えてきます。スジ屋と呼ばれるダイヤ(正式にはダイヤグラム)を作る人は、さぞや大変なことでしょう。

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