視力の話

15年位前のことですが、ギニアの方とお話しする機会が有りました。たどたどしい日本語ながら、いろいろな話をしてくれたのですが、その中で興味を惹かれたのは、視力についてでした。

ギニアといえば赤道直下の国です。見渡す限りの平らな草原が、内陸部に広がっている国です。(海岸線はマングローブが生い茂る熱帯雨林)
首都コナクリはそれなりの近代都市になっていますが、そこを離れればアフリカそのもので、夜ともなれば真っ暗の世界です。

そんな下で育った彼らの最大の特徴は、視力が素晴らしく優れていることです。敵に襲われないためにも、肉眼での観測は欠かせませんが、その時の武器は視力です。彼らの視力はとてもすごくて、視力4.0とおよそ信じられない数字です。

なぜ、そんなことを話すことになったかといえば、「日本に来て、肌の黒さが少し薄くなったネ。後、目が悪くなったヨ。」すかさず、今どのくらい見えるのかと聞いたら、遠くの看板を指さして、「あの看板の一番下の小さな字が見えにくくなった!」
で、その看板に近寄ってみたら、自分の目には「えっ、こんな小さな字!」と驚くほどで、勿論本人のいる場所からでは、文字であることも分らなかったくらいに小ささだったんですね。

で、もう一度今の視力を聞いたみたら、2.0ですって。ギニア人にとっては、視力2.0は近視の部類に入るというんですから、国が違えば基準も変わるもんですね。でもそれだけ目が良いのは、理由が有るんですね。そう、遮るものの無い平原に住んでいたら、敵が襲ってくることも有るでしょう。それを防ぐのが遠くまでくっきりと見える視力というわけです。

遠くが見えるということは、山に上れば遥か彼方まできっちりと見通せるということですから、双眼鏡などなくても良いことになります。いや、誠に羨ましい限りです。でも、日本人も第二次大戦中、夜間の視力を増す部隊を擁していて、彼らは昼間真っ暗な部屋で過ごし、夜になると外に出て敵襲に備えるというかなり原始的な方法を取らされていたという記録が有ります。

今でいうレーダー(=電探 でんたん)は、貧弱な性能だったので、人間の目の方が確かだったようです。

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