物まね芸人よりうまい歌手

芸能界の物まねタレントといえば、一にも二もなくコロッケに止め(とどめ)を指すことに異論はないでしょう。物まねには、歌唱そのものをそっくりに歌うものが一般的ですが、鳥の鳴き声に特化した芸とか、形を真似することに特化したものなどが有ります。要は真似していること自体は認識できていて、それでも似ている加減が凄く高いレベルであれば、聴衆はそのうまさに拍手を送ります。

本業が歌手なのに、他の歌手の声をそっくり真似することを競った時期が有りました。その最たるものが、テレビ朝日系列で1967年から10年近くにわたって放送された象印スター物まね大合戦でしょう。現役の歌手で活躍しているということは、耳が良くのどを自由に変化させる特技を持った方が、常に勝ち続けるパターンが主流だったように覚えています。

その中でも一頭地を抜いていたのが、森昌子です。全盛期の森昌子の人気はかなりなものでしたが、彼女のもう一つの魅力は本物に肉薄する物まねの実力です。都はるみ・天地真理・園まり・ちあきなおみ・南沙織・アグネス・チャン・小柳ルミ子などなど、その当時人気を誇っていた歌手と共演迄できてしまう歌唱力は圧倒的でした。

特に17~18歳の頃のその技量は頂上を極めていました。いったい何人の物まねが出来るんだと、当時の司会者たちも驚くほどのレベルの高い歌唱の数々は、驚異的という表現がぴったりでしたね。彼女が途中、いったん引退してしまったので、その技量を後にもう聞く機会はなくなってしまいましたし、頂点を極めた人のその後の芸はそれ以上が無いことを知っているだけに、無いものねだりになってしまいます。

そうやって、伝説になった彼女の数々の映像を振り返ってみることが出来る現代は、(著作権云々の問題は有るにしても)良い時代になったものだと改めて感じます。
ちょっと、感傷的になってしまったついでに、次回は山口百恵が生きた時代のスターを取り上げます。

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