人身事故からの復旧

鉄道がオープンな場所を走る限り、必ず人身事故は起きます。また自ら命を絶つ手段として、鉄道に飛び込むケースもかなりな頻度で起きています。この事故の要因はともかく、実際に起きてしまった後のリカバリーを見ていきましょう。サイトの記事を検索までもなく、私自身の体験では、おおむね一時間ほどで、運行再開になるのが最近の傾向です。

ところが、今朝小田急小田原線相武台前駅で発生した人身事故は、少し様相が異なっていました。通勤客が引けた9時過ぎごろ、20~30歳代と思われる男性が特急GSE70000形に飛び込んだのです。それだけなら普通の飛び込みですが、男性の体は前頭部のスラントしたガラス部分に当たったために、跳ね返ってホームのベンチに座っていた女子高校生二人に当たってしまいました。ガラスはスラントしているだけでなく、ラウンドもしていますので、ホーム側のガラスに当たったために、こうした事態を招いたと考えられます。

これが、普通の通勤形であったなら、ガラスはスラントしていませんので、跳ね返ったとしても、線路に落ちていたでしょう。また、同じ70000形であっても、車両中心より進行方向右側に当たっていたのなら、今度は反対側のホームに跳ね返っていくことも考えられました。自殺する人が、他人の迷惑まで考えて飛び込む訳ではありませんから、今回の事故に巻き添えにされた女子高校生はまさにとんだとばっちりを食ってしまったことになります。軽傷を負ってしまったとのこと、心身の早期の回復を祈るばかりです。

そして、その後も異様でした。深夜にかかろうかと思える23時になっても、いまだに事故の影響から列車時刻通りの運行が出来ていなかったことです。その原因はまだ公表されていません。しかし、鉄道各社の対応は、ほぼ皆同じで、現場検証が済み次第運行を再開し、行き先変更と称して、遠くまで運行する列車を途中で運休したり、回送電車を割り込ませたり、折り返し時分を短縮するなどの方法を駆使して、最近では2~3時間以内に遅れは解消されています。

私が利用した20時台、偶然にも70000形が15分遅れで、町田駅を下っていきました。ここで思います。この飛び込んだ男性が、この70000形を意識していたとしたら、それは別の意味で罪深いものが有ります。それはこの型式が今年のブルーリボン賞を受賞しているからです。何もその車両に飛び込まなくてもと思うのは、鉄道ファンならみな思うことでしょう。ここで、非難を承知で書きますが、自殺するならだれにも迷惑を掛けないところで、ひそかに行ってください。それも人目につかないところで!飼い猫だって、自分の死期が近づくと飼い主の前から姿を消しますからね。

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