航空機メーカー イギリス編

航空機製造が有名な国といえば、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・スペインあたりですが、その中でも群雄割拠状態だったのがイギリスです。20世紀初頭から現在まで、ガレージファクトリーからメガメーカーまでさまざまな規模の会社が生まれ、合併してきました。26社程度あった様ですが、今では機体の名前だけは記憶しているものの、もう存在しないメーカーがほとんどです。

それほど、この業界は儲けにくいのですね。あのバトル・オブ・ブリテンで名を馳せたスピットファイアを送り出した会社であるスーパーマリーン社は、これまた名前は通っているランカスター爆撃機のアブロ社と合併しました。同じく爆撃機のハンドレページ社は、3V爆撃の一翼を担いましたが、攻撃機ミーティアのグロスター社や特異な艦上攻撃機バッカニアのブラックバーン社、練習機として長く余命を保っていたハンター攻撃機のホーカー社等は、ホーカー・シドレー社としてあの名機ハリアーの原型機を作り上げました。

ここに挙げたすべての航空機製造会社に加えて、いくつもの会社と合併を繰り返して誕生したのが、今のイギリスでは最大規模のBAEシステムズです。この会社は、コンコルドの製造では、大きな役割を果たしましたね。また、今の航空機製造で世界を二分しているエアバスの中核企業として確固たる地位を築いています。。

このほかに、カナダのデ・ハビランド社の親会社もこの中に吸収されています。いまだレシプロ機を製造しているブリテン・ノーマン社は、1960年代の発足で、独自の道を歩んでいます。アイランダーはその名の通り、島と島を結ぶのに適した規模の機体として人気が有ります。さらに、少しサイズを大きくして、垂直尾翼の上に三発目のエンジンを載せた特異な機体トライランダーも生み出しました。

ヘリコプターは、通常と全く異なる機体であり、独特のノウハウが必要なため、ウェストランド社が頑張っていましたが、今は、イタリアのアグスタ社に吸収されてしまいました。国際間の合併吸収が有るのも、ヨーロッパならではの特徴ですね。もう一つ名前が消えてしまったのが、ショートブラザース社です。が、この会社もまた、カナダのボンバルディア社に吸収されています。

簡単にざっと書いただけなのに、随分と激しい世界であることがお判りいただけでしょうか。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント