カタログビジネスの限界

カタログビジネスは登場するや食いつく女性を中心に急激に売り上げを伸ばしてきましたが、もう一方のカタログビジネスである葬儀のお返しに送られてくる返礼品用のカタログビジネスは、もはや荒廃が酷くて使い物にならない状況になっています。通常、葬儀の香典返しは半額返しが通例になっていますが、これは実は間違った概念だけが広まってしまったものでなんです。

香典の役割は、葬儀を出すと一時的なお金が必要となりますので、それを補完する意味で、「どうぞ、このお金を使ってください。」的な意味合いで融通するのが元々の形でした。そして、葬儀が終わってひと段落して融通して頂いたお金がもし残ったなら、残った額を融通して頂いた額に応じて、「お戻しする」のが、返礼となったと言われています。

以前は七七日(なななぬか と読み 7×7=49→49日)を過ぎたなら、頂いた香典の額に見合ったお礼の品物をお返しするのが通例となっていました。そこに割って入ったのが、カタログによる返礼ビジネスです。このビジネスが受け入れられた理由は先様が必要なものが分からなくて返礼の商品を選ぶのに時間を取られることが、葬儀を出した喪主にとって大変な負担になっていたからです。

「カタログを送りますので、その名から気に入ったものを注文してください。」といった形式ですが、一見理に適ってはいました。それなので、各葬儀場では、自分たちで子会社を作って、甘い汁を吸おうとしました。これが嵩じてしまい、今はいったい商品の金額はいくらぐらいなのかと首をかしげるようなものまでラインナップされています。

どう見ても、香典の額に見合った返礼品の金額に合致しない低レベルのものも数多く掲載されてくるようになってしまいました。そのため、最初の頃は目新しくて、なかなかスマートな返礼の方法と感じたものですが、今やはっきり言って期待できないものばかり掲載されているカタログが来ても、何ら嬉しくありません。クオカードの方がよっぽどストレートで気持ちが良いとも思ってしまいます。

おそらく、この葬儀返礼カタログビジネスは、早晩衰退して、この社会から抹殺されるでしょうね。それくらい酷い内容のものが流通しています。業者が反省して意識を変えなければ、もうお先真っ暗なトンネルに落ちていくでしょう。業者自ら墓穴を掘る葬儀を執り行っているんです。

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