宇宙戦艦ヤマト って、何隻ある?

「宇宙戦艦ヤマト って、何隻あるの?」「そんなの決まってんじゃないか、1隻しかないよ。」「えっ、だって、何度もガミラスと戦って、その都度、猛攻撃に晒され、艦の外部だけでなく、内部にまで激しい破壊が及ぶような重大な状況に陥っているにも関わらず、不死鳥のように蘇ることを繰り返しているじゃない。」

そんな会話が不思議でない程、長い間、宇宙戦艦ヤマトはたったの一隻だけで、1974年の登場から、最新作は2202年の設定のようです。実に200年以上の長い年月をたった一隻のヤマトで、話を持って行こうとする強引さが凄いですね。しかも、初登場の時、既に250年も前に製作されており、話の流れとしては1949年に完成していることになっています。

実際の日本海軍の大和は、1940年に進水し、1945年に沈没していますから、宇宙戦艦ヤマトは実際の大和が沈没した4年後にはできていたことになります。ま、あまり細かいことは言いませんが、設定がややどころではなくかなり強引なこのシリーズは、多分にささきいさお氏歌う主題歌の良さに多分に引っ張られているところが散見されます。

宮川泰氏の手になる交響組曲 宇宙戦艦ヤマトは、アニメの枠を超えて、作品としての地を確立したと言ってよいほど有名になりました。しかし、皮肉なことにそのヤマトの名を冠したことによって、もう一つ大きな場での評価を受けられずじまいに終わったことは、少し残念ではあります。かといって、作品の質は素晴らしいものがあり、彼の手による様々な楽曲の集大成的役割も担っているような思いが有ります。

何に限らず、本人の意図したものと異なる方向に、作品やキャラクターが独り歩きすることが起きると、しかもそれがブームを巻き起こすまでになすると、もはや社会現象的な色を帯び始めます。こうなると、作者がどうあがいてもその流れから逸脱することは不可能な状況に陥ります。宇宙戦艦ヤマトのシリーズはそのようにして、何十年もアニメ界でその座を明け渡さずにいます。

タイトルのような質問は、いわゆる愚の骨頂的なものの代表かもしれませんが、逆に製作委員会の皆さんに敢えて問いたいと思います、ヤマトとはどんな存在であるべきなのか?と。もう一つ、ヤマトの持つ最終兵器「波動砲」については、強力過ぎて歯止めのきかない兵器的な存在であり、それは例えれば原爆や水爆の存在に似ています。敢えて言えば、ヤマトを取り巻く製作人間の激しいドロドロを劇にしたかのようなドス黒い人間の裏側を、自らが現わしているかのようです。

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