英会話教室の広告写真

英会話教室の広告は、正当的な文言のものと、奇を衒った文言のものがあります。かと思えば、奇抜な写真で目を引き付ける手法もまだまだ健在です。緑を基調とした広告を出し続けている英会話教室があります。マンツーマンを売り物にした英会話教室です。
ここで登場するメガネの細面の男性が、最新の広告写真では、60を超えるポーズで、びっしりと埋め尽くされた広告をご覧になったことがあるでしょうか。

いまどき珍しくお金はかけずに手間をかけた広告です。広告写真は、ある男が表情とポーズを変えて60数通り撮影して、合成したものです。
写真はおそらくもっともっと数多く撮影したに違い有りません。その中から選び抜いた写真を、クリエイターの方がイメージしたとおりに次々に貼っていく作業をしているのですが、出来上がったものを見れば至極全うな出来ではありますが、実はこのように元の素材に変化が無い場合は、色合わせ・明るさ・コントラストなど、同一基調のものを選択する必要があります。

「色合わせ・明るさ・コントラストなど、同一基調のものを選択」と一言で言っていますが、これがどうして、大変な作業を伴います。
一番はライティングです。顔がメインですから、顔の左右の陰の出方をコントロールする必要があります。昨今のスマホがいくら良くなったからと言って、そうそうはプロが使えると思わせるレベルの写真を撮ることは、困難です。

次に、同じような目線であっても、微妙に上下に振れて居る場合があり、細かく手を入れる監督に合えば、何十回もダメダシを食らうことになります。人の視線の角度は、かなり微妙な部分で違和感を感じさせるものなんですね。ここに、時間的要素が加わってきます。このように神経を使う撮影では、モデルの体調による顔色や顔ツヤの変化にも気を付ける必要があります。

若い男性なら、顔に油が浮いてくることも有ります。そうするとお化粧直しとなります。そして、長時間にわたる仕事で、顔のハリが失われてくることも有ります。こうして見てくると、一見簡単そうに見える同一人物だけによる多重撮りが、いかに難しいものであるかお判りいただけたのではないでしょうか。

カメラマンは忍耐の職業であるように思いますね。

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