居酒屋のエアコン排熱

何処の飲み屋街にも共通する事柄として、エアコンの室外機から出る廃熱の無遠慮さがとても気になる季節がやってきています。
今や、どんな小さな居酒屋であっても、エアコンは必需品です。そのエアコンがあるからこそ、店舗経営が可能になっているわけですが、いわゆる「…何とか小路」と呼ばれるような飲み屋街になると、「小路」と言われるだけあって、とても道幅は狭くなっています。

このため、各店舗のエアコンは設置スペースが限られ、どうしても道路側に室外機を設置することになってしまいます。
ところが、最近は熱効率が良い機種が増えた半面、廃熱温度が上昇気味ですので、あの店に行くのは良いが、その前の室外機の群れがどうにも………というケースが、とても増えました。

これに対する案は、いくつかあります。
排熱の方向を道路に直接ではなく、上方あるいは側方に向きを変えるカバーが、オプションで用意されています。
また、室外機を地べたに置くのではなく、高窓レベルにまでやぐらを組んで、高いところに設置するオプションもあります。

しかし、両方ともお金がかかることですし、店舗の設計業者任せで作業を進めると、結局そこいら辺への配慮はまったく顧みられないままとなりがちというのが現状のようです。勿論、たま~にですが、配慮されている店舗を見かけることがあると、そのお店のご主人の心意気に触れることが出来たようで、嬉しくなり、つい入ってしまいます。

今や、酷暑が当たり前になりつつあります。無造作な都市設計が放置されれば、人の流れは勢い環境の良いところに流れていきます。
少しのお金をケチって、無遠慮に室外機を設置するのことが当たり前の地区は、排熱を区域全体でコントロールするような飲み屋街が出現すると、あっという間に客が遠のいてしまうことが十分に考えられるようになってきているのですが、その危機を正確につかんでいるとはとても思えない秩序の無い店舗の交代劇が続いています。

いつも通勤に使っている蒲田駅東口近隣という限定されたエリアでも、新しくできた店があっという間に撤退し、また、新店舗としてオープンしても、またまた、「えっ、もう閉店。」ということが頻繁に起きていますが、その一因は、案外こんなところが絡んでいるのかもしれませんよ。

この記事へのコメント