スキーブームの夢のあと

1980年代後半から1990年にかけて、スキーリゾートは受けに入っていました。
殺到する客にホテルの収容力増強が間に合わず、ならばいっそマンションを自前で買ってしまえという発想のもとに、とんでもないマンション建設ブームが到来しました。

そのマンションも今や廃墟同然とのことで、不動産業者によれば、持ってけ泥棒状態だと言います。
近隣地区に供給されたマンションの棟数はおよそ300棟、部屋数はざっと見積もって15,000室を下らないと言われています。
しかし、すでにご承知のように、スキー人口/スノボ人口は激減の一途をたどっています。

元々、スキー客目当てのマンションですから、オフシーズンの魅力は「緑の景色」だけですが、それすらスキー場の夏場の景色は、如何に工夫しようがまっ平の味気ないグラウンド風景が広がるばかりと言っても、良いでしょう。
そんなところに観光客は来ません。

そして、今やゴーストタウンへの一途をたどっているとのことです。(2019/7/4民放ニュースから)
オーナーにしてみれば、安普請の突貫工事のマンションを売りに出しても、持参金付きでないと不動産業者が買わないというのです。つまり、オーナーは売却してお金を得るどころか、このお金を出しますから、買ってくださいと、泣き言を言わなかればならないというのです。

勿論、立地条件によって、すべてを並列に論じることはできませんが、一つの典型的な例として、これ以上分かり易い例はありません。
おそらくこれが、現状に一番近いのでしょうね。
「私をスキーに連れてって」という映画がヒットしたのは、このブームが去る直前だった記憶があります。(1987年)

栄枯盛衰を見事なまでに体現してしまったリゾート地なんですね。

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