アドバルーン

一昨日の続きです。前回は宣伝のビラが話題でしたが、今回は風船-そう、アドバルーンのお話です。
子供の頃は、アドバルーンという固有名詞だと思っていましたが、そうではなくて、広告の「アド」+風船の「バルーン」だったんですね。(正式には、Advertising Balloon)

そして、この広告媒体は実に手間がかかるものでした。
初期の頃は、風船に空気より軽い高価なヘリウムガスを入れて膨らませると、浮き上がる原理を応用して、その風船の下に広告文字をぶら下げて、遠くから見てもらおうという仕掛けです。

水素ガスの方が安かったので、こちらを使うことも有りましたが、何せ引火性が強いガスなので、扱いには慎重さが要求されました。しかも、屋外広告という特徴は、風に弱いという当たり前の弱点が有りましたので、一定の風速を超えるともう使用中止です。
そのために、監視役を常につけておかなくてはならなかったのです。

当初は昼間だけでしたが、そのうちに懸垂幕の部分を電飾化することが出来るようになると、夜間でもアドバルーンを見る機会が増えた時期が有りました。
しかし、高層ビルが林立し始めると、比較的低高度での利用しかなかったアドバルーンは、見通し距離が極端に短くなり、広告媒体としての効果が薄れてきてしまいました。

そのため、今ではビルの少ない地方都市のスーパーの新規開店や新装開店時に、そのスーパーの屋上に何本も集中して上げるという形で、細々と命脈を保っているというのが、現在の状況です。
もし、今見掛けたら、即SNSにアップすると意外と反響が高いかもしれません。

風船を使ったいろいろな機器はたくさんあり、その中の一バリエーションが、アドバルーンだったのです。
どんなものがあると思いますか?典型的なのが、ラジオゾンデ、次にロックーン……エッ何だか分からない。
ネットで調べて、あなたも薀蓄博士になろう!

ちなみに、じぶんでアドバルーンを揃えるとなると、一式10万円程度ですが、他の諸費用(ガス等)もかかります。また、レンタルという手もあります。
興味を持ったなら、調べてみてください。

最後にムムムという薀蓄を。
あの二・二六事件の際に、反乱将校らに対して、「勅命下る軍旗に手向かふな」の文字が躍ったアドバルーンが掲揚された記録が残っています。随分古くから使われていたことを示す歴史的なトピックです。

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