ボンバルディアとエンブラエル

ボンバルディアとエンブラエル どちらもコミューター航空機のメーカーです。
前者は、カナダ、後者は、ブラジル。
ボンバルディアは鉄道部門でも、いい線を言っている会社です。

今回の買収劇は、単純な買収ではありません。
裏には、ボーイングとエアバスの熾烈なシェア争いの一端が、表に出た格好です。
ボンバルディアは、カナダに会社ですが、古くはカナディアー社を前身とする合併の歴史を持っています。

ざっと関係するだけでも、デ・ハビランド・カナダ ゲイツ が、合併しました。
ところが、昨年11月にQシリーズの生産ラインをロングビュー・アビエーション・キャピタル傘下でカナダの航空機メーカーのバイキング・エアの系列企業に売却したことを発表。これには、ビジネスジェットのゲイツ社を前身とするリアジェットも含まれています。

また、その後、同社の開発したCシリーズはエアバスのA320の下のクラスとして、A220シリーズとなりました。
そして、三菱重工業は、CRJ部門の買収が発表されました。ここで、ややこしいのが、ビジネスジェットの生産分担では、三菱重工の担当分が多く、コミューター機の最大の大きさのQシリーズでは、50%に達しているのです。

ところが、一度はMRJのメンテンナンス/サービスを担うとしていたボーイングですが、エンブラエルと小型機事業の買収の交渉に入ったことを17年12月に発表し、6月上旬には買収を決めたうえ、さらには、ボーイングが8割出資する新会社の設立で合意までしてしまいました。

ロッキード・マーチンが、民間機市場に舞い戻ることがほぼないと思われますので、ボーイングとエアバスの覇権争いに、カナダが完全に翻弄されてしまったようです。
二社の寡占化は、どんな波紋を引き起こすのでしょうか。そして、MRJはスペースジェットに名を変えて、どの程度販売できるのでしょうか。興味は尽きません。

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