佐藤琢磨atインディー500

2年前に日本人悲願のインディー500に優勝した佐藤琢磨を、日本のマスコミは小さな記事で対応しました。
そして、今年は二周遅れからの3位入賞を果たしましたが、今度は電車の中のニュース配信で取り上げられました。依然として、日本のマスコミはインディー500のモンスターぶりを分かっていないようですが、少なくとも少しは扱いが変わってきました。

インディー500がどうして注目されないのか、それはひとえにマスコミのニュース性の記事として取り上げるための訴求効果が低いという「非見識」にあります。オーバルコースというただ単に変化のないサーキットを、ぶっ飛ばすだけのレースと勘違いしているようです。

アメリカならではのその巨大なマネーそのものにまず驚きます。
今年の琢磨の3位入賞賞金は約5900万円です。
今年の一位賞金は約2億9226万円という驚きの水準です。

賞金額だけではなく、その開催規模の大きさでは、インディー500は別格です。
このレースが行われる5月は、丸々1か月間インディアナポリス市はインディー500のイベントのみで盛り上がるのだそうです。

また、このレースを少しでも見た人は気が付くと思いますが、クローズドサーキットの利点を最大限に活用し、スピンする車やウォールヒットが起きた瞬間、もうコーションランプが付き、全車追い抜き禁止がかかり、救急車が事故の終息地点に向けて走り出すという徹底した安全対策には感銘を受けるほど質の高いものがあります。

しかも、F-1のように空気抵抗最優先の極限まで細く絞ったボディとは異なり、ドライバーの安全を十分に見込んだ大きめのコックピット仕様を徹底していることです。直線では、400Kmに達すると言われるレースですが、派手な事故は起きますが、死亡に至ることは非常に少なくなっているだけでなく、サイズに余裕がある分、クラッシュ時でもボディの変形によって足を挟まれることが回避できている面も見逃せません。

しかも、オーバルだからと言って、アクセルをベタ踏みしているだけでは勝てないのです。
直線からカーブ、カーブから直線へ、広い路面幅をどう駆け下りて駆け上るのか、車の特徴にやドライバーの癖などによって、最適解が全く異なります。

だから、路面に残るタイヤ痕が一定のレーンに集中していないのですね。
他にも独特の予選システムや、参加車の形式ごとのレギュレーションの公平さを保つための工夫など、テレビ的にはF-1とは全く異なった質の高い番組を作れる要素はいっぱいあります。

こうしてみてくると、テレビ各局の非見識さが浮き彫りになってきますね。

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